またまた三部作です!!それぞれの志望教科(分野)の方々への個別の受験戦略アドバイス(その1) | ブログDE教採BY河野正夫

ブログDE教採BY河野正夫

教員採用試験対策講座を主催する広島教採塾の代表の河野正夫のブログです。教育について熱く語り、教採合格の勉強法の秘訣についても語ります!!

またまた三部作です!!

この三部作では、それぞれの志望教科(分野)の方々に、教員採用試験で合格を勝ち取るための、個別の受験戦略に関して、簡単なアドバイスをお届けしますね!!


第1回目の今日は、国語、数学、社会科、理科、英語の教師志望者の方へのメッセージ(アドバイス)です。



それぞれの志望教科(分野)で、教採で合格を勝ち取るための準備と戦略のアドバイスです。


国語:

いわゆる「国語便欄」をよく読んでおいてください。高校で使用する「国語便覧」がとても便利です。文学史の知識や、ことわざ、格言、故事成語など、しっかりまとめておくといいですね。「国語便覧」には、国語の知識がいっぱいです。現代文や古文、漢文の読解のために参考になる内容も満載です。是非、手元にある「国語便覧」を最初のページから、最後のページまで読んでみてくださいね!国語は、基礎・基本となる教養が大切です。何の教養もなく、いきなり文章を読んでもダメです。まずは、「国語便覧」で教養を身に付けておいてください!!

それから、たくさんの問題をこなしてみてください。現代文、古文、漢文と、国語の良問をたくさん解いてみてください。大学入試レベルがいいでしょう。たくさんの種類の問題集がありますので、志望県の出題傾向に似たものをやってみるのがよいでしょう。

どの問題集がいいかというのは、志望県によって違いますので、志望県の出題パターンを見ながら、問題集を選ぶことが肝要ですね。

私(河野)なら、受講生の志望県の過去問の出題傾向や出題パターンを見ながら、大型書店に受講生と一緒に行って、一緒に問題集を選んで差し上げますね(微笑)。このくらいの戦略的な準備が必要ですよ。


数学:

教採の中高数学で、合格を勝ち取るためには、少し戦略が必要です。いわゆる数学の問題を解くのが得意な人は、教職教養や一般教養の勉強をそれなりにしておくことで、合格圏に到達できます。数学の問題を解くのが得意という意味は、指導法や学習指導要領の問題ではなく、いわゆる数学の問題で、90%以上の得点が取れるということです。数学ができるのであれば、あとは、教職教養や一般教養をそれなりに勉強し、それなりの得点が取れれば、合格が可能です。

戦略が必要なのは、いわゆる数学の問題が90%以上、得点できない人です。確かに、教員採用試験の数学の問題は簡単ではありません。しかし、数学の教師志望者が、数学の問題で、60%程度というのは、ちょっと情けないとも言えます。でも、自分の実力で、そのくらいしか取れないというのであれば、教職教養や一般教養で、ほぼ満点を取れば、合格点を狙えます。

数学で不合格になるのは、数学プロパーの問題も60%くらい、教職教養や一般教養も60%くらいという本当に中途半端な人です。

どちらかで満点取れよ!満点が無理でも、90%以上取れよ!と言いたくなります。

はっきり言っておきます。数学、特に高校数学で教採合格を狙うのであれば、専門教養、あるいは、教職教養(一般教養を含む)のいずれかで満点近く(90%以上)を取り、もう一方で70%以上を取るというのが必要条件です。

専門教養も教職教養も、どちらも60%くらいでは、合格は無理だと悟る必要があります。

数学で満点を取るのが難しいのであれば、教職教養で満点を取る戦略を選択するべきです。

今年は、数学志望者にスパルタ教育をしたいと考えています!!(微笑)


社会科:

まずは、地理、歴史、公民(政治経済)の基礎をしっかりとやっておくことです。高校生用のしっかりとした参考書を通読し、そして、問題集にチャレンジし、理解と記憶、問題解答能力を向上させておくことがなによりも重要です。社会科でもっともやってはいけないのは、志望県の過去問だけをすることです。志望県の過去問は、その県での出題形式を知るには有効ですが、直近で出題された問題は、まず再び出題されることはないので、過去問ばかりすることは、絶対に出題されない問題ばかりを演習することになりかねません。

社会科の場合、それぞれの受験者の出発点での実力(知識・教養・社会科の基礎学力)が大きく異なるので、その人に適した学習戦略を立案する必要があります。

社会科で、人並みのことを機械的にするというような、画一的な勉強法では、毎年のように不合格になってしまう可能性もあります。

社会科で教採合格を勝ち取るためには、勉強を始めるにあたっての自分の実力を踏まえた上での学習戦略がなによりも重要です。


理科:

理科も、社会科と似ています。まずは、高校生用のしっかりとした参考書を通読し、そして、問題集にチャレンジしておくことが重要です。理解と記憶、そして、問題解答能力の向上が必須です。理科も、志望県の過去問をやるだけでは、不合格へと直結します。志望県の過去問は、あくまでも、出題パターンを確認するために見ておきます。志望県の過去問だけではなく、全国の過去問を数年分やってみることが、合格の秘訣です。

また、社会科と同じように、勉強を始める出発点での実力(知識・教養・理科の基礎学力)を踏まえての学習戦略の立案が必要になってきます。

理科で教採合格を勝ち取るためにも、勉強をスタートする時点での戦略立案が重要になってきますね。


英語:

何はともあれ、ボキャブラリーの増強が必要です。単語を知らないのでは話になりません。読解も、リスニングも、英作文も何もできません。数千語レベル(5,000語くらい)の語彙力はどうしても必要です。

英語の筆記試験は、ストリート・カンバセーションとは違いますから、How are you?とか、I like movies.くらいの語彙力ではダメです。アカデミックな内容が語れ、オフィシャルなアナウンスメントが聞けるくらいのボキャブラリーが必要です。

また、しっかりとした長さの英文をスピーディーに読む訓練も必要です。暗号解読的に時間をかけてコツコツとであれば、誰でもできます。さっと読んで意味が取れないようでは、もうアウトです。長文の英語をスピーディーに読むということができるようになっておいてください。

はっきり言いますと、TOEICで730点以上、英検で準1級以上が取れない人は、英語教師として、ちょっと不安ですよね。

いや、言い換えましょう。TOEICで730点以上、英検で準1級以上を取っておくと、英語教師を目指す上で、自信と安心につながりますよね。

でも、そう簡単には、英語力なんて伸ばせないという人は、是非、広島教採塾の英語特訓講座を受講することをご検討ください。

毎月1回4時間の英語特訓で、英語のセンスと英語の実力を飛躍的に向上させることができますよ!!


また、広島教採塾の総合対策講座では、講座本体では、教職教養の勉強を中心に学んでいきますが、上記のような、各専門教科における受験戦略や学習戦略の立案を徹底的にサポートし、コンサルティングしていきます。

専門教養ができない人は、専門教科の教師にはなれませんし、なるべきでもありません。

似非教師をなくすためにも(微笑)、専門教養の学習は徹底的に戦略的かつ効率的にやっていくべきですよね!!


広島教採塾は、各専門教科の受験戦略や学習戦略もコンサルティング的にアドバイスします。


今日は、国語、社会、数学、理科、英語へのアドバイスでした。


明日は、保健体育、音楽、養護教諭、小学校志望の方へのアドバイスをお届けします!!



では、また明日!!



広島教採塾
河野正夫