週末に妻と会うお店を選び、さっそく妻にLINE。
私:「土曜のお店なんだけど、〇〇(お店の名前)でどうかな?」
金曜日の夜遅く、妻から返事があった。
妻:「わかりました。」
・・・たったそれだけ?
・・でも嬉しい。
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会う当日、朝から落ち着かない。
何を着て行こうか、服を選ぶのに時間がかかる。
妻が住んでいる街までは車で片道1時間半はかかるので、渋滞を想定して早めに家を出る。
カフェには、待ち合わせの時間よりも10分早く着いた。
15時だからなのか、決して広くない店内ということもあり席は結構埋まっていた。
二人掛けの席が空いていたので座って周囲を見ると、お客さんはすべて女性。。
両隣は女性の二人連れで、向かい合って談笑している。
そんな中で二人掛けの席に男一人って、非常に落ち着かない。
約束の時間から数分過ぎたとき、入り口の扉が開いて妻が入ってきた。
1週間ぶりに見る妻。
嬉しさのあまり、緊張してきた。
妻は黙って私の正面に座ると、私はメニューを差し出した。
仲が良かったときは、何にしようか二人で選んだなぁ。
目の前の妻は、無表情。何も話さない。
コケシみたい
妻は私に一言も話しかけることもなく、スマホを操作しはじめた。
まるで私がいないかのように
実に妻らしい。
私:「この前話したことなんだけど、もう一度チャンスがほしい。」
妻:「・・・。」
私:「家事は全部僕がやる。」
妻:「・・・・・・。」
私:「生活費も入れなくていいから。」
妻:「・・・・・・。」
妻:「・・・・・・・・・・・。」
沈黙が数分経過。。。
妻:「・・・じゃあ、週末にだけ家に帰ってみようと思います。」
私:「・・・ありがとう。」
その後、どうやって家に帰ってきたのか記憶にないくらい私の気持ちは歓喜に沸いていた。
あの妻が、週末にっ!帰ってきてくれる!!!
この喜びを何に例えたらよいだろうか。
プロポーズの返事をもらったとき以来かもしれない。