今回は、作るのにちょっと時間がかかる針穴写真機(ピンホールカメラ)です。
虫メガネ(ルーペ)を使うと、より鮮明に見えます。
使うものは、牛乳パック2個、レジ袋、虫メガネ、穴あけ、ハサミ、セロハンテープ、それからアルミホイルです。
虫メガネは写真のものより小さいほうがいいようです。
まず、1つの牛乳パックを写真用に切ります。
一回り細くするために、両横を切っていきます。
底の部分も写真のように切ります。
2つを組み合わせると、写真のようになります。
出来上がったものが、もう一つの牛乳パックに入ればOKです。
中に入った方の牛乳パックの底に、レジ袋を張ります。
これがスクリーンになります。
写真では、しわがありますが、しわができなようにピンと張るのが大切です。
続いて、外箱になる牛乳パックの底に穴をあけます。
底の部分は厚くて、穴をあけるのが難しいです。
後から気づいたのですが、底を全部切ってしまって、加工しやすい厚紙に丸い穴をあけて、底の部分に貼り付けたほうが楽だったと思います。
牛乳パックは思ったより光を通すので、内箱・外箱それぞれにアルミホイルを貼って遮光しました。
外箱の底に小さな穴をあけて、
内箱を入れて覗くと、
景色がさかさまに見えます。
穴をもっと小さくした方がくっきり見えるかもしれません。
さらに、外箱の底の穴をひろげて、虫メガネを貼り付けます。
小さい虫メガネのほうが、焦点距離が短くて扱いやすいです。
内箱を前後させてピントを合わせます。
大きい虫メガネだと、焦点距離が長くて、内箱をいっぱい引き出さないとピントが合いません。
うまくピントが合えば、
鮮明なさかさま画像を見ることができます。
さかさまに見える理屈は、直進してきた光が針穴を通ってスクリーンに投影されるためで、絵にかいてみました。
分かりづらいですかね(笑)
高校の生物の授業で、ヒトの眼の構造を説明するときにやったことを改良してみました。
レジ袋が網膜に相当します。
ヒトの眼の場合は、網膜を前後させるのではなく、レンズの厚みをかえてピントを合わせるのですが(笑)