久々に司法試験ネタです。ここ数日の心労により、クライアントと打ち合わせの後、ダウンしてました。

精神的なものが一番体に来ます。

本日は、論文当日の解答にあたって解答した際に気をつけた点(3点)について書きます。

1.事実の評価
2.思考の分かれ道
3.途中答案にしない

1.事実の評価について
2月頃、辰巳のスタ論を受けていたとき、数人の受講者と論文作成後、答案の読みあわせをするゼミに参加させて貰いました。その際、僕の点数があまりついていない答案をみて、一言。
「〇〇さん(僕のこと)は、3段階のトリッキーなことを書いてますよ。原則論がない。それと、事実を拾ってない・・・・・・。法律論は受験生の間で差がつきません。去年私の友達でそういう人がいて、やっぱり落ちてましたよ(省略)。」(笑)

ちなみに、僕はどんな指摘されても怒りません。いや、むしろ有難い。
この会話の中で僕が一番心に沁みた言葉は、「法律論では差がつかない。」(←ここが大事)
です。今まで何度この言葉を言われても改善できなかった愚かな僕は、このとき気付いたのでした。
ロー終了した受験生同士では、法律論については差がつかない。もっと言えば、大概の受験生は、過去問をほぼしっかり回していることを考えれば、法律論については差がつかない。
差が付くのは、「事実」! 一にも二にも「事実」!「事実、事実、事実、事実・・・・」
この瞬間、彼女の言葉が僕のその後を決定付けたと言えると今さらながら思っています。

次に、事実で差をつけるためには、「評価」であることはわかっていたので、
ウルトラマンの事例を頭に浮かべました。
http://ameblo.jp/kyoumohare13/entry-12055704254.html (予備試験合格法から参照)
それと同時に受験生と差を付けたいところは、問題文から逆算して下位規範を立てる
ことを意識しました。本試験当日の論文でも、例えば、刑法の窃盗罪を認定するところ
では、差をつけることを意識して下位規範を立てています。
http://ameblo.jp/kyoumohare13/entry-12050864120.html (刑法再現)
(近日中に削除予定です。)
また、会社法でも、引き抜き行為の所でも、あえて下位規範を立てています。
http://ameblo.jp/kyoumohare13/entry-12050863482.html

まとめ
1.事実の評価で大事なのは、ウルトラマンと下位規範
  の2点です。

後日談ですが、スタ論で上記の方法を実践したところ、その後、かなりすばらい点数が
ついていました。でも、その1ヶ月以降、デメリットも発生していました。それも後ほど。

次回は、2.思考の分かれ道について書きたいと思います。

これから打ち合わせなので、今日はこのぐらいになるかと思います。