今日のアジフライ
Vol.116 麻布十番「ふじや食堂」
あじフライ定食 750円(税込)
当たりのお店。
4人テーブル席5、カウンター5席、白い壁のきれいな店内。ふと目にしたエアコンの吹き出し口も、キッチン内のステンレスも、きれい。カウンターには、いろんな形、サイズのお皿が積まれてます。笑顔の素敵なお母さんがテキパキご案内。調理場には白髪で少しきりりとしたお父さん。
ご飯は普通で?と聞かれ、普通でと応えたけれど、先に出てきた人のを見たら茶碗が大きめだったので、少なめにしてもらいました。
さて、約10分でアジフライ登場。
左右が微妙に非対称で、角がまあるいアジフライ。食べてみると、サクサク、ジューシー。ホッケのように身のほぐれ加減もちょうどよく、尻尾までサクサク。骨なんて全くありません。
鯵の味、あり。ただそのままご飯と頂くには私には少し塩加減が薄かったので、醤油、ソース、交互に頂きました。どちらも合うし、きっとおろし醤油とも合うでしょう。食べるたびに、美味しいなぁと感じるアジフライ。
そして、脇を固めるキャベツ。食べやすい細さと長さで、噛むととってもみずみずしく、サクッとしていてすぐ噛み切れる。このキャベツは美味しい。単なる添え物じゃない。パセリも大きさ十分。
お味噌汁は、わかめ、豆腐、ねぎ。家庭的なお味噌汁ですが、味が整っていて腹にしみる。小鉢が味噌汁と重なり豆腐だったのは少し残念。
お母さんに「おいしかったよー」と言うと、キャベツはご主人が包丁で切っていると教えてくれた。包丁で切ると違うみたいです。
そのご主人は、客足が引くと、自ら調理場内の奥の方まで磨き始めた。お母さんもカウンターなど細かく拭いている。だからこの店はきれいなんだ。
初めは厳しそうに見えたご主人も、帰るときには顔を向けてくれて、笑顔でした。
夜のメニューを見せてもらうと、手頃な値段で種類がいっぱい。アジフライも2枚で500円。定食は夜は無いと言っていたけど、メニューにご飯も味噌汁も豚汁もあったので、組み合せて定食にできそうです。
リピートしたくなるお店でした。

