実はももえってスタイル良いんですよね。霧江が羨ましがるくらいw
怪異調査部が学校で夏合宿をする話で、原作で言うと「十一ノ怪 宿直室の幽霊」と
「十二ノ怪 呪い石」が元になっているストーリーですが、かなり改変が入っています。
前回でも懸念していた高松先生がやっぱりできてきません。
というか、八ノ怪~十ノ怪の「六年桜」をぶっ飛ばしています。
このストーリーも夕子・貞一・霧江・ももえの4人以外のキャラが出てくるため
飛ばされているんじゃないかという感じです。
どういう理由で4人以外を出さないのかは分かりませんが、4人以外を出さないという
制限があるままだとシナリオ的にかなり厳しいものとなるような気がします。
なので、制作側が何を考えているのか、ちょっと理解できません・・・。
まあ合宿の話で高松先生はそれほど重要な役回りではないので
(大人=引率者がいなくちゃいけないというだけですよねぇw)
今回は出さなくてもそろれほど問題はありませんけれど・・・。
夕子が拗ねてるところや、貞一と手をつなぐところ、霧江がぼっちになって
マジ泣きするところ(笑)など、必要なところは入ってきてはいるんですが、
影夕子の革新に近いところや、呪い石が慰霊碑で、その中に夕子の名前が
あることなどがカットされています。もしかしたら次回なのかもしれませんが
展開的にそれは無理やり感があるよう。な気がします。
そもそも、プールのシーンは原作ですと冒頭ではなく、呪い石の後にきます。
そういう部分からも、次回にカットされている部分をやるようには思えないんですね。
その割に、呪い石探し中に「三ノ怪 呼び止め窓」で出てくる旧校舎と新校舎の屋上の
段差トリック(?)が出てきたり、ちょっとばかしごちゃ混ぜすぎる感じになってます。
あとは小さいところですが、宿直室でトランプをやるシーンで、霧江が夕子にまで
トランプを配ったシーンがありましたが、あれも原作ですと、ももえが配る役です。
どういう意図かこれも分かりませんが、夕子が見えないももかが、夕子を感じて(?)
つい配ってしまうという、夕子の存在感を感じさせるいいシーンだったと思うんですが、
見えている霧江にしてしまうと「つい」配ってしまったという印象にしかならず、
薄くなっちゃうんじゃないかなと思うんですよね。
ちょっと今回は全体的に不満の残るストーリーだったのが残念です。