個人ユースはともかく、企業ユースでVistaを優先的に入れているところは
少ないのが現状じゃないかと思う。システム部側としても避けたいのではないだろうか。
我が社でも入れてはいるものの明らかにXPのものより故障・不具合率が高く、
また使用する社員のクレームも多いので、最近は導入を控えている。
SP1、SP2適用で初期に比べれば安定してきたが、それでもいま一つだ。
クレームについてはXPと操作感が大きく変わっていることも1つにあるとは思う。
慣れればそれなりに使いやすいとは思うが、XPのほうが割と直観的に使える
ところはあると思うので、そこもあるのかもしれない。
故障率は同メーカ・機種(ちなみに我が社はNECのMateが主力機)、ほぼ同スペックで
OSのみXPとVistaと違うパソコンがいるのだが、不具合発生率が大幅に違う。
Vista機は毎週のように何かトラブルが起きている気がする。
割と我が社のパソコンは使用時間、使用頻度が一般企業よりも高く、
そのあたりも影響があるのかもしれないが、それにしても異常だ。
XPも確かに初期は不具合が多かった。それでもVistaほどドライバで困らなかったし
不具合が出ても重大な問題を抱えるものは少なかった。SP1が出る頃にはだいぶ本領発揮していた。
Vistaはどうかというと、まだ状況はお粗末なままだ。今だにドライバで不具合が出るのは如何ともし難い。
いよいよ今年はWindows 7が発売される。
Vistaがベースということであまり大きな期待はしていないけれども、Microsoftが大々的に
Vistaの失敗をフィードバックしたと宣伝している。つまり公式にVistaは失敗作と認めた訳だ。
Windows 7が発売されたら、状況は大きく変わるだろうなんて言う記事が出ているが、
Vistaが発売される前にも同じようなことを記事は謳っていた訳で、鵜呑みにする気にはどうもなれない。
しばらくはシステム部員にとって、いろいろと悩ましい日々が続きそうだ。
Windows 7はVistaの失敗を取り戻せるか
(IT mediaニュース)