ドラマ「ひだまりが聴こえる」、感想というほどのものは、書けなくて、
つれづれと、忘備録的に。
ドラマ感想を話数順バラバラで書くやつがあるかいって、
自分でも思っています
先に、7話感想はこちら→
5話は、告白回。
原作1巻5話相当。
私が近年読んだ創作物、観たドラマの中では、上位に入る告白シーンです。
切ないし、ドキドキするし、きゅ~んとしました。
5話ブログに感想書くために、メモ取りながら見返しました。
そしたら、そのメモがほぼ航平と太一の台詞だけひたすら書いてた(笑)
告白シーン、書き起こしてもしょうがないし、
適切なあらすじまとめもできないので、諦めました…。
なかなか航平と会えない太一、
映研の部室でヤスに航平のことを語る。
「耳のせいで、あいつの自信を根こそぎ奪ってるのかと思ったらもったいない」
「あいつがどんなに頑張っているか、良いやつなのか、皆知らないだけなんだ」
「何も知ろうとしないで、勝手に決めつけて、置いてけぼりにしてたんじゃないかって。」
そこに、太一のケータイを届けに来た航平が現れるが、すぐ去っていこうとする。
距離を置こうとした航平は、
「なんで今さらそんなことを言うんだよ、ずるいよ」となじるが、
太一も、「お前こそメール一つで関係性を終わらせようとしたじゃねぇか!」と航平を責める。
「自分の気持ちを言わなすぎなんだよ」
「言ったってわからないよ」
「こっちはわかりたいと思ってんだよ。ちゃんと言えよ」
涙を浮かべて言う太一に、航平はキスをする。
太一の思いに心を動かされたから、たぶん言うつもりのなかったことを言ったんだろうね。
どなたかブロガーさんが、
キスする前に航平が優しく微笑むと書いていて、初見では気づかなかったけど、たしかに、優しく切なく微笑んでいた。
そういう気持ちの流れが、すごい繊細に描かれているなぁと思った。
ちなみに原作だと、微笑んではいない。横顔が描かれるシーンだから、わかりづらくなっているだけかもしれないけど。
キスしたあと、冷たく見下ろすのが攻めあるあるって書いてあるブログもあって、
たしかに、一瞬冷たく見下ろしている感じ
もちろん冷たいというわけではなく、
自分の強引な行動を一瞬ひいてみたというか、一瞬冷静になったというか、そんな感じなのかな。
キスされて驚いている太一を見て、航平はまた微笑むんだよね。
「ほら、やっぱりわかってなかった」
「鈍感だよね。でもそんな太一が好きだよ」
鈍感でわかってないんだけど、わかりたいって純粋な心で言う太一に、
自分の恋心は届かない淋しさと、それでも一生懸命で優しい太一への愛おしさと、
いろんな思いが混じっての微笑みなんだろうなぁ。
航平は、2人の関係性が終わると思っての告白で、
「ごめんね、でも言えてよかった。今まで本当にありがとう」と言って去っていく。
でも後日、太一は航平の目の前に現れる。
ご飯を食べることを忘れるほど、考えた結論として、
「お前のことを嫌いになる理由が見つからなかった」
そして、2人の関係性は続いていく。
好きという思いは不等号ではあるけれど、
好きっていうことでいいのかな。
初見のときは、両想い、ハッピーエンドって捉えていたけれど、
よくよく考えてみれば、これって、なかなか中途半端な状態ってことだよね??
一方は恋愛感情で、一方はほぼ友情で、
拒絶はされず受け止められたけど、不等号な>関係ってことになる。
異性間の恋愛モノだと、片方が恋愛感情が持てなかったら、振られて関係が終るっていう流れになる。
(たまにオトモダチからのお付き合いって流れもあるけれど)
でもBLってそうはならないことが多い気がする。
なかなか複雑だよね。
ともかく、この告白&キスシーンが、よくできてる。
2人それぞれの気持ちの微妙な揺れ動きが一つ一つの動作に表れていて、
とても切なくなります。
実写化される喜びってこういうところにあるなぁ。
原作の漫画でもキュンキュンするシーンなんだけど、漫画は平面だし、コマ数の制限もあるだろう。
実写映像だと、手を取る動きとか、身体の傾きとか、目線の動きとか、3次元で、立体的で
すごいいろいろなものが表現されると思う。
実写化されてよかったと、思える、そんな素晴らしい作品です。
主演をされてるお二人は本当に航平と太一にしか見えないし、このお二人が主演してくれて、本当によかった
他の登場人物も俳優さん皆さん素敵に演じてくださり、本当に素晴らしいです
ほんとにありがとうございますと、
このドラマに関わってくだった皆様にひれ伏してお礼を言いたいくらいです