5月3日、Aホール公演、S席1日券。4公演を鑑賞。

感想メモ。



普段そんなにクラシック聴かない、初心者なので、演奏の聴き分けなどはできないので、

ほぼ曲の感想に終始します。

知識メモみたいなのは、Wikipediaサラッと読んで、うろ覚えで書いてるので、

間違え、記憶違いあるので、

もし読んでくれている方いるなら

話半分で読んでください。

 

 

 

公演112

神奈川フィル×齋藤友香理の指揮で。

 

☆モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」序曲

有名な序曲。晴れやか。

クラシックTVで、コンマス(コンサートマスター)、指揮者を特集した回を見てから

コンマス、指揮者とオケのアイコンタクトに、注目して見てしまう。

あと弦楽器のボウイングにも注目してしまう。

神奈川フィルのコンマスで、とっぽい髪型の石田さんという有名な方がいるけど、ホームページ見たら客演コンマス?

この日のコンマスは違う人でした。

 



(画像は公式SNSより


☆ピアノ:エル・バシャで、ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」

ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中で、唯一の短調だとか。

ベートーヴェン以前は、ピアノソロ部分(カデンツァ)はピアニストの即興演奏に任されていたんだとか。

この協奏曲初披露時、カデンツァ部分の楽譜が未完だったため、ベートーヴェン自身がピアニストを務めたんだとか。

ベートーヴェンっぽい協奏曲だなと思う。

ピアノはオーケストラの一部でしかない。

ラフマニノフとかショパンのピアノ協奏曲と比べると、交響曲っぽさを感じる。ソロ楽器の魅力がふんだんに生かされる協奏曲としての魅力には欠けるのかな、なんて思ってしまう。

 

(画像は公式SNSより


 

 

公演113


兵庫芸術文化センター管弦楽団×クリスティアン・アンミルク指揮で。

女性が多いオケという印象。金管、木管ほぼ女性では。

 

☆ワーグナー「ジークフリート牧歌」

妻コジマの誕生日プレゼントにワーグナーが作曲し、誕生日の朝、寝室脇にオケを並べて演奏したんだとか。

ジークフリートとはコジマが生んだ息子の名前。

ワーグナーがそんなロマンティックで愛妻家だとは知らなかった。

美しい曲ではあるが少し退屈かな。ワーグナーらしさはない。

プライベートで作曲したからと、はじめ出版を渋ったのもうなづけるかも。

 

 

☆ヴァイオリン:辻彩奈で、メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」

クラシック通の中では通称「メンコン」というらしい。レンコンみたいでいやだと個人的には思う。

美しいメロディー。三大ヴァイオリン協奏曲の一つといわれる。

これの第二楽章は、ドラマ「さよならマエストロ」で芦田愛菜演じる響が弾いていた。

ソリスト泣かせのコンチェルトと言われるらしい。

冒頭から休む間もないし、難曲らしい。

独奏ヴァイオリンの美しさが際立つと思う。

メンデルスゾーンが指揮していたオケのコンマスに助言を仰ぎながら作曲というのがなるほど。

 

(画像は公式SNSより



辻彩奈さん、モントリオール音楽コンクール1位、美しいヴァイオリンで圧倒された。

ピンク色で、脇が少し変わったデザインのドレス。

 

 

アンコールもあった。

無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番よりガボット


(画像は公式SNSより)

 

 

 

公演114

公演112と同じオケ×指揮者

 

ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」やって、

ピアノ中央に移動してきて、

ラヴェル「ピアノ協奏曲」

ピアノ奥に戻して、

ラヴェル「ボレロ」

 

これ、ピアノ協奏曲を1曲目か3曲目に持ってきてはダメなのかな。

この順番の意味を誰か私に教えてほしい。

ピアノ移動の時間もあるからか、公演終了時間オーバーしていました。

 

 

☆ピアノ:萩原麻未で、ラヴェル「ピアノ協奏曲」

ラヴェルは古典的というが、クラシックに囚われない新しい曲というイメージ。

この曲を「サーカスのよう」と言ったのは、漫画「のだめカンタービレ」だったか。

ジャズみたいな感じ。変拍子、各楽器入るタイミング難しそう。

ピアノも旋律がはっきりなくて、即興みたいな曲。こういう曲暗譜難しそうって思う。

無秩序、とっちらかって、楽しそうな曲。

 

☆ボレロ

有名な曲だし、LFJでも何度も生で聴いている。

でもやはり、ホールで聴くと、家で音源聴くのと全然違う。

フルートがスネアドラムと同じリズムずっと吹いているの気づいていなかった。

弦楽器はずっと伴奏、ピチカートというのか、弦をはじいている。途中でスタッカートで伴奏の3音を弾く。

最後の方でヴァイオリンはようやく主旋律を奏でる。

ホールだと各々の楽器がよく聴こえて発見があって楽しい。

銅鑼やシンバルの鳴らす瞬間とか見ていて楽しい。

 

 

萩原さん、深緑色のドレス。ウェストあたりに、白いラインがギザギザと入った変わったドレスかな。

 

 (画像は公式SNSより)

 

 


公演115

公演112と同じオケ×指揮者で。

 

☆ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲

特に感想を持たず…。

私はワーグナーとあんまり合わないかも。

 

 

☆ピアノ:亀井聖矢で、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」

亀井さんは新進気鋭のピアニスト。3月にTBSの「情熱大陸」でも取り上げられたので、今回のLFJ出演者の中で、初心者には1番名前が知られている演奏家かもしれない。

私個人的には1番はじめに好きになってよく聴いていたのが、チャイコフスキーのコンチェルト。

最近はショパンとかラフマニノフばっかり聴いていてご無沙汰になっていた。

 

(画像は公式SNSより)


印象としては、だいぶ溜める感じなんだなと。

若々しい演奏という印象。フォルテ強い。

フォルテのとき、かなり腰を浮かせて弾くのが、あんまりピアニストでは見たことないので、驚いた。

中腰になって、重心を指に伝わらせて、強いフォルテを出しているのか。

手を上のほうに跳躍させるのも特徴的と感じた。

 

弾き終わったあとの満足した顔がすごくて、微笑ましくなってしまった。

弾き終わったあと、みんな充実感はあるだろう、内心ドヤ顔みたいな表情はするが控え目なのに、

彼は満面のドヤ顔というか、満面の笑みでした。

そんなところ、若いんだなぁと思いました。

(あとでググったらなんとまだ23歳、それは納得です)

 

女性ファンがついているようで、一部の人たちはスタンディング・オベーションがありました。

LFJではめったにない光景かと。

 

ちなみに、アンコールもありました。

なんと、ラ・カンパネラをアンコールで。

ヴィルトゥオーゾとして相当の自信があるのかな。

(あとでググったら、彼がアンコールにラ・カンパネラをやるのは定番のようでした)

ピアニッシモがピアニッシモで細やかでも、途中もゆっくり溜める感じ。

でもさすが難曲を高速で弾き切るテクニシャンでした。

 

(画像は公式SNSより


 

 

メモ

神奈川交響楽団はヴァイオリンとビオラが前面の配置。

5/5の群馬交響楽団もヴァイオリンとビオラが前面配置。

 

Aホールはキャパが大きいので、左右にスクリーンが設置されて、カメラで撮った映像が写しだされています。

そこは、クラシックというより、邦楽のライブ・コンサートみたいな感じ。

まぁ、5000人キャパなので、カメラないと、1階後列や2階席からは全然見えないです。

(音の聴こえ方もだいぶ違うと思う)

今回その、Aホールのカメラワークが秀逸だったと思う。

メイン旋律弾く楽器をカメラがきちんと抜いてきたりして、Eテレスタッフか?って、ちょっと専門的なカメラスタッフ入っているのかな。旋律奏でるときの、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン。ティンパニが目立つところ。重低音が目立つときのチェロ、コントラバスとか。

ハープあるときはハープ。

 

協奏曲の時は、ほぼメインはソリストが写るので、オケの特定の楽器がカメラに抜かれることは少なかったけれど。

カメラの位置の問題か、トロンボーンとトランペットが抜かれる回数は少なかった。

亀井さんが弾き終わったあとの満面の笑みがカメラで抜かれたときは、ファン心理わかってるカメラマンさんなんだなぁと。

カメラの指示出すひと(スクリーンの画面切り替える人)はどこにスタンバイしているんだろう。