TBS日曜劇場「さよならマエストロ」第一話、
期待値が高すぎたせいだと思うんですが、まぁ、可もなく不可もなく…という感想でした。
なんかアメブロでもTwitterでも高評価なのが、自分には不思議で…
自分の中にわだかまりができているので、吐き出すために、書いちゃいます。
楽しく観ている人を不快にさせるブログなので、スルーしてください…。
クラッシックドラマは、結局、訳あり指揮者がポンコツオーケストラを立て直していくっていう設定以外は作れないんですよね。きっと。
結局、訳あり者でないと、一流の指揮者がやってきてくれるわけもなく、
交響楽団も訳ありでないと、ドラマは生まれません。
一流のオーケストラと一流の指揮者であれば、感動する素晴らしい演奏は生まれても、ドラマに描くような出来事は生まれませんから当然ですよね。
こういう設定、あらすじのクラッシックのドラマ、映画腐るほどたくさんあります。
のだめカンタービレは、ピアノ専攻の「のだめ」が主役ですが、やはり千秋先輩という指揮者がSオケやマルレオケを立て直すというのとか。
韓国ドラマ「ベートーヴェンウイルス」とか、洋画でも邦画でもそういうストーリー結構多かった。
西田敏行さんも何か映画でそういう訳ありの指揮者役やってましたよね?
いつも決まったパターンなのがイヤで、みなさんが今このドラマと比較されている、少し前のドラマ「リバーサルオーケストラ」は見なかったんですよね。
でも、わかりきっていても感動の定石なので、見ればよかったと後悔しました。
なので今回の「さよならマエストロ」は見ることにして1話見たんです。
細かいリアリティがないのはいいんです。ドラマなんだから気にしないです。
でも1番「ダメ」だと思ったのは、1話ラストで、オーケストラが演奏会で素晴らしい演奏を披露したことだと思います。
しかも、西島さん演じる指揮者が本番の指揮を振っただけで、観客が感動するような演奏を披露できてしまった!!
(練習中に何度か西島さんのアドバイスはありましたが…)
少しの指導ですんなり演奏できるオーケストラと団員は、才能ありです。まともです。
オーケストラがこれから上達し、まとまっていくという、サクセスストーリーはもう今後ないということですよね。
まぁ、「父と娘のアパッシオナート」という副題があるように、そちらがストーリーのメインになるのかな…。
あと、もう一つ「ダメ」だと思ったのは、演奏会シーンの演奏の音楽です。
演者さんが楽器を弾く手振りは、リアリティの為にも、演じている本人たちが実際弾いていると思うのですが、
ドラマに流れる音楽はプロのオーケストラの吹き替えになるわけです。
ホールでの演奏シーンの音楽が、ホールで響いている音っぽさが全くなかったんですよね。
部屋でCD聴いているかのような、音楽の流れ方で、音が小さかった。
あのホールか客席で聴いているという設定なら、せめてもう少しボリュームあげないと。臨場感ないです。
実際演奏会ホールで聴くほうが、家などで音源を聴くときより音はかなり大きく聴こえると思います。
もしかしたら、私の家の劣悪な視聴環境のせいとかだったらすみません。
ということで…。
期待せずに、今後はサラッと見ていこうかなぁなんて思ってしまいました。