2023年京都の旅 1日目。
雨が降りしきる…。
連れの体調がいまいちで、ドトールで1時間半程休んでから、ようやく向かったのが、妙心寺。
妙心寺とその周辺の塔頭寺院をもう一度見てみたくて。


妙心寺内にある、桂春院
苔庭でした。

苔って維持するのが大変だと、数年前苔寺(西芳寺)訪問して知りました。
なので以前の私ならきっとあまりなんとも思わなかったであろう、苔の庭。
感慨ひとしおで眺めていました。
こちらの御朱印、手書きなのにイラスト入りで、少し色も付いていて、それなのに、御朱印300円!!
すごいです。
「御朱印時間かかるのでゆっくり見ていってください」と言われたのも納得。
庭じたいはこじんまりしていましたがゆっくりさせてもらいました。



妙心寺内にある、大心院
ガイドブックには通年公開とされていましたが、
扉が閉まっていて中に入れず、見られませんでした。

立派な松の木があったりして、写真だけ。




妙心寺内にある、玉鳳院
「京の冬の旅」キャンペーンで、特別公開でした。
普段は非公開です。確か撮影も禁止だったので写真はほとんどなし。
妙心寺を開いた花園法皇の木像があるらしい。妙心寺内で1番古い建物だそうです。
狩野探幽の婿(1番上手い弟子が婿になる)の、襖絵なども見ました。
ボランティアガイドの方から、様々な説明を聞かせていただきました。有り難い。本当に勉強になりました。



この門は1番古いもの。✕✕から移築してきました。
応仁の乱のときの矢じり痕が残っているそうです。
ごめん、歴史知らなさすぎて、応仁の乱が何かもわかってないガーン
あとでググります泣




妙心寺内にある、退蔵院
枯山水庭園
狩野元信(狩野探幽の弟)作の庭だそうです。
滝が川に流れ、そこから大海に注ぐという図。

枯山水というと、龍安寺が有名で、石と砂だけで作られた庭園のイメージですが、
水を使わない庭園のことを指し、植物は使われるものだそうです。



退蔵院
余香苑
地泉回遊式庭園ですね。
この庭園わかりやすく美しくて、1番印象に残りました。
赤い葉っぱ、年中この色なのかな。
水琴窟もありました。


入り口にあるふたつの庭。
こちら大きな枝垂れ桜があり、枝垂れ桜越しに見るお庭はさぞ美しかろう。

陽の庭


陰の庭
右端に写るのが枝垂れ桜の枝。
咲いている頃に脳内変換してみたら…

桜の季節に来たら相当素敵だろうなぁ、と思い、看板を撮影カメラ
国宝・瓢鮎図(ひょうねんず)も模写のもの見ました。
本物はどこかに保管されているのかな。



妙心寺
大方丈かそのへんの建物…

ここでの圧巻は、雲龍図です。
法堂内にあります。
勿論撮影禁止です。
↓この画像はネットからです。

狩野探幽の筆です。
天井の龍が本当に素晴らしかったキラキラキラキラキラキラ
いつまでも眺めていられそうなくらい。
どの場所から見ても龍と目が合うと言われています。
ここでもガイドさんが案内してくださり、
登り龍も下り龍も、龍の顔の向きが変わるのも、全てを楽しみました。
(まるでだまし絵みたいだなぁ)
描かれてから300年以上、修復などされず当時のままだそうです。絵の具などないので、黒は墨、白い色は貝殻をすりつぶして、赤や黄色などは草木からだそうです。



超メジャーな観光地ではないからか、平日だからか、はたまた関東など大雪で上洛者が少なかったのか、
観光客少なかったです。

落ち着いて見られて、ゆっくりできてよかったのですけれどね。



このあと、昼食を食べ、(喫煙するため)喫茶店に寄り、
仁和寺へと向かいます。