「を~い!ハルぅ~郵便受け取ってくれぇ~」


「はぁ~い!」




私はハル。『万事屋銀ちゃん』で働くティーンです。



半年前、両親をなくした私は親戚をたよりに江戸にやってきた


けど、たよりの親戚の家は空き地になっていて


江戸の街にもまれ行く当ても無く路頭に迷っていたとき


この銀さんに拾われたのだ。




以来、ここで働いている。



銀さんは優しいし年上で頼りになるときも歩けど、


恋愛対象ではない。







お風呂上りの銀時が冷蔵庫からいちご牛乳を取り出した。


ソファーにドカッと座っていちご牛乳を流し込む。


飲み干した後、正面のソファーにハルが眠っているのに気づいた。







私はソファーでまどろんでいた。



あっ・・・銀さん上がってきたのかなぁ・・・


いちご牛乳、飲んでるなぁ・・・










ふよっと唇に何かが触れた。


一瞬で離れていった。


いちごの甘い味が・・・・・・。



今のは・・・何・・・?




カラカラカラ・・・・・・


窓が開いた音がした。




「ククク・・・」




誰かいる!!



そう思った瞬間、



また唇に何かが触れた。



しかし、さっきとは違う、強引に唇を割ってきた。



びっくりした私は目を開いたが、手で目隠しされていた。






ぎ、銀さん―――!!!




妖しい眸2