50代女性。酪農家。
「何十年前に捻挫をして以来、右足首がずっと痛い。足首を上下に動かすとどっちも痛い。いつも熱を持っている感じ。長時間立ち仕事をしていると腫れてきて、反対側の倍くらいにくるぶしが腫れる。」
ふくらはぎの緊張をゆるめ、捻挫用の手法をして、確認します。
「あっ、さっきより痛みが楽です」
もう一度、念入りに手法をします。
「あれ、痛みがなくなりました」
施術終了後、「また痛くなったら施術しましょう」と言いましたが、その後、何か月たっても痛みの再発はなく、「長時間働いてもくるぶしも腫れないし、熱ももたないから、布団から足を出さなくても眠れるようになりました!」と報告してくれました。
【解説】
この人のように、何十年前の捻挫のせいで、その後ずっと辛い症状が残っている人がいますが、その場合、捻挫をしたときの関節のズレが残っているので、ほっておいてもなかなか治りません。ズレを正しい状態に戻してあげることで、腫れなくなるし、熱ももたなくなるし、痛みもなくなります。
腫れたり熱を持ったりするのは、異常が残ったままだからなのです。