昨年、女子刑務所に研修に行く機会があった。
薄ら覚えているのは、若い受刑者の多くは薬物犯であり、高齢になるにつれて窃盗が増えてくるということ。

女性が薬物を使用するきっかけは男性から勧められた場合がほとんどだと言ってもいい。
中には、嫌われたくないとか断れない関係性から意に反して使用したケースもあるという。
無論、成人なんだからどんな理由であれ罪は罪。
償いのためはもちろんのこと、悪い関係性を断つためにも刑務所へ入ることが最善である。


以前活動仲間から薬物による急性中毒で亡くなった方がいたという話も聞いたことがある。

薬物は被害者がいないという考えを持つ人もいるかもしれない。
芸能人であれば関係者に迷惑が掛かるという話も聞く。

しかし、一番の被害者は女性である。


犯罪に対しての抑止力は社会通念であるのではないか。早い話カッコイいとかカッコ悪いとか。
被害者がいない、自分が楽しんでるだけ、他人に迷惑を掛けてない、そういう考えでは薬物は増え続けるだろう。

薬物で人(女性)を支配することは人(男)として最低だ、カッコ悪い、
深みのない話だがこれでいい。


音楽でも文学でも芸能とはこうした弱者に目を向けた見方をリードしていくのではないのか。
戻る場所が無いとか再生できないとか、弱者を叩き続けたり、とてもつまらない。