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「結局深谷からラインかよ」

最後の両替した諭吉は一葉と英世となり

そしてただの紙切れとな゙って、ゴミ箱へと消えて行った。

小銭も全て219に突っ込んでしまった。


もう5月も半ばだと言うのに、風が冷たい。


俺はゴミ箱から汚らしいジャンバーを拾い羽織った。


まだ下は囚人服、

これからどうしたら良いのかも解らない。

金も当然ない。


いっその事捕まり、3食ついた監獄で暮らした方がずっと良い。


しかし不思議な事に、誰も俺を捕まえようとしない。

警察官の姿すら見当たらない。


もうだめだ。

自首しよう。

監獄の麦飯でも、温かいだけずっと良い。


腹減ったなぁ〜


そう言えば脱獄してから何も食ってないな


地震の影響もここまで来たら、さほど被害はなく、建物の崩壊も見当たらない。


とにかく交番を探して自首しよう。


俺は浮浪者の如く、道なき道を彷徨っていた。


その時だった。


「きゃー、助けて。止めて、止めてよ」


かん高い女性の声が俺の耳に飛び込んできた。


「うるさいな。よぉねえちゃん、減るもんじゃないし、良いじゃないかよ」

「良い女だな、させろよ」 


「やめてください。やめて〜〜!」


町外れの工場跡の空地の方だ。

女性がレイブされてる。


俺は咄嗟に声の方へ走って行った。


いかつい奴二人が、若い女性にのしかかろうとしている

女性の服は乱れ、怖がった表情から眼には涙を浮かべている。


俺よりも遥かに大きないかつい男二人、それに若い。

どう考えても勝ち目はない。


ただここはいかないと。

どうせ今までろくな人生じゃなかったし、最後ぐらい格好つけて死にたいもんだ。


別に死んでもよい


俺はありったけの力でいかつい奴ら二人に飛びかかり、とにかく夢中に殴っていた。


無我夢中の時間が流れていくが、何が起こったか解らない。


「おっさん強いな、参ったよ。行くぞ」


どうやらいかつい奴らに勝てたみたいだ。


俺はふと隣の女性に眼をやった。


「ありがとうございました」

眼に涙を浮かべた女性のか細い声がした。


「いえ、大丈夫でしたか?」

と言って俺は立ち上がろうとしたが、頭がクラクラしてその場に倒れてしまった。


「まあ、凄い怪我、頭から血が」


俺は額に手をやると、血がべっとりついた。


「とにかく治療しないと、私の家近くなんです。とにかく治療を」


俺は女性と一緒に女性の家へ向かった。


〜続く〜


これ連載にしよう。

まあこの後の展開読めますが


えっ、長い、またくだらない小説かよ!


だって、競輪予想しても当たらんし


作家デビュー目指そうかなって


おい、もうブログ見ないぞ

フォロワー辞めるぞ


ごめんなさい


また競輪予想もしますから


大変失礼しました。


しかしまさか根田逃げての深谷の2段駆けじゃないのに、ラインでそのまま決まるとはえーん


う〜ん、

参りました。


長々とここまでお読み頂いた方々ありがとうございました。