15年以上前にチャンネルnecoでやっていた放送を録画しておいた
「土曜日の虎」をようやく全話見終えた。
1966年大映テレビ室制作、土曜日22時から放送されていた作品で、
全20回。
当時大映に所属していた成田三樹夫さん、江波杏子さん、
そして工藤堅太郎さんが主演を務め、「企業コンサルタント」という
今でも通用する職業でありながら、産業スパイを撃退する話が中心の
アクションドラマとなっている。
チャンネルnecoでこの番組を放送すると聞いた時、
特に食指は動かなかったんだけど…
「音楽 冬木透」のクレジットを見て、全話録画することに決めた。
なかなか機会に恵まれない「ウルトラセブン」以前の冬木透ミュージックに浸れる
チャンスだったのだ。
その劇中音楽は、山下洋輔クインテットが演奏するジャズ。
円谷作品でのシンフォニックな作風とは異なるものの、
スタイリッシュなコード進行は共通しており、番組に独特の風合いが出ている。
大映テレビ室制作なのでマスターテープは残っていないだろうけど、
MEテープがあれば繋いで商品化できないかしら?
それくらい魅力的な音楽なのだ。
それにしても、1960年台の日本は産業スパイがこれだけ横行していたのか?と
思ってしまうんだよなぁ。