部屋のCD棚を掃除していたらこんなのが出てきた。

手に入れたのは5年くらい前かな?

 

中学・高校の頃からの友人が中学入学前からヒカシューのファンで、

当時「ヒカシュー」「ヒカシュー夏」のアルバムをカセットに録音してくれ、

以来40年近く、なんとなくヒカシューが気になっている。

 

この人たちの音楽は、聴き心地がいいものの、後から考えると

ビックリするようなことを行なっている、という印象が強い。

ボーカルの巻上公一さんは演劇集団出身ということもあって

歌い方も多分に演劇的なところがあり、

「うわさの人類」の頃にテレビ出演した際の奇っ怪なパフォーマンスは

今でも何となく覚えている。

 

実はこの巻上公一さん、僕が村上春樹さんのファンになった

重要人物でもあるのだ。

 

ヒカシューと村上春樹、およそつながるはずのない彼らをつなぐのは

処女作「風の歌を聴け」の映画版だ。

ここで巻上さんは主人公の友人「鼠」役で出演しており、

僕の友人から「巻上さんが出ている映画をテレビでやるよ」と言われて

深夜なのに全部鑑賞した。

それが「風の歌を聴け」で、原作を読みたくなって図書館で借り出し、

以来30年以上の春樹ファンになってしまった。

 

 

いつのまにかブルーレイが出ているとは思わなかったなぁ。

ちなみに「ヒカシュー・スーパー2」では、

「鼠」が自主映画で穴を掘るシーンの「超・少年」のインスト版を

聴くことができる。