君が代斉唱時に起立しない教職員の氏名を収集し記録している神奈川県の教育委員会に対し、教職員等が集めた情報の削除と教職員1人当たりの慰謝料100万円の支払いを求める訴えを起こした模様です。
その件を『NEWS23』が取り上げていたので書き下ろしたいと思います。
※ピンク色の文字は管理人の私見です。
11月17日放送の『NEWS23』より引用
君が代斉唱のときに起立せず、神奈川県教育委員会に名前を記録された、県立高校の教職員等18人。
「思想・信条に関する情報の収集は、県の個人情報保護条例に違反する」
として訴えを起こした。
訴えを起こした 県立高校教諭 Mさん (男性)
上から言われたら、もうそれをやらざるを得ない。いろんな形で縛られて枠の中に填められて、そこの枠からはみ出られないようなそんな状況になっているんですね。でもそれじゃあ・・・本当の教育はできないでしょ?!っていう・・・
※きちんとルール通りやることを教えるのが教育です。自分の思想を通すわがままを見せることは何の教育でもない。
ナレーション
原告の1人、神奈川県の県立高校に勤務するMさん・・・
今年3月の卒業式で、周りが立ち続ける中、1人席につき〝君が代〟が流れる中座り続けた・・・
県立高校教諭 Mさん
「私はこういう風に考えている」っていうことが言えない様な状況に、どんどんしているのが、最近の教育現場の状況じゃないかな?こういう風な場に於いて、〝日の丸・君が代〟を強制するっていうのはどうかと・・・
※こういう風な場とはどういう場とこの方は認識しているんでしょうね。卒業式は、教員の我を通すための場所ではない。〝起立〟が常識だ。
ナレーション
戦争で、兄と姉を失ったMさんは、自由に物が言えない社会にしてはならないとの思いから、教員になった生徒にも意見を強制せず、自分で判断させることを心がけている。
神奈川県の教育委員会は、一昨年(06)の春から起立しない教員の氏名を校長に報告させて、収集記録している。これに対し、反対する教員等が異議を申し立て、去年10月以降、県の諮問機関が、相次いで氏名の収集は不適当と投信を出した。
※自由に物が言える社会と儀式での常識を一緒にするな。
原告団長:Tさん (男性)
県の作った諮問機関が「だめです。」と言ったのにも関わらず(名前を)収集している訳ですから、自分達の作った条例に自分達が従わないという、そういう状況に入っているということで提訴しました。
※個人審査機関の判断もどうかと思うが、収集される原因を考えろ。国旗・国家法があるのだから、それに従わない者を把握するのは当然のこと。把握しない方が仕事をしてないわけで問題だ。
ナレーション
しかし、教育委員会は氏名の収集を続けている・・・・・・
神奈川県教育委員会・教育局高校教育課:林 忠 氏
服務的な情報として我々県教委が、任命権者として必要な情報を収集していると・・・(不起立したという)その事実行為だけを基本的に取り出していると・・・思想信条に踏み込んだ情報収集をしているとは思っていないです。
ナレーション
君が代問題をめぐって、東京都では、2003年10月、教育委員会が
「国旗掲揚・国歌斉唱の厳守」の通達して以来、のべ410人の教員が減給や停職などの処分を受けている。
※当然の処分です。
県立高校教諭 Mさん
今、やっていることの延長上に、どういう社会があるんですか?と人に聞きたくなるんですね・・・皆が従順に従うような社会になったときに、日本はどんな社会になるんですか?ということを聞いて見たいですね。そうなってから・・・では、遅いんじゃないかと
※だれも従順に従わない社会なんて誰も望んでいない!
ナレーション
教員等は、神奈川県に対し、これまでに集めた情報の削除と1人当たり100万円の慰謝料を求めている。
(VTR明け、スタジオへ)
膳場貴子キャスター
う~ん・・・県の諮問機関が氏名の収集は不適切で、県の条例に違反すると答申しているのにもかかわらず、それを無視して収集が続けられたというのは、異例ですよね。
後藤謙次キャスター
そうですね。あの東京都ではですね〝不起立〟は〝減給〟あるいは〝停職〟の対象になっているんですね。それが他の地域に広がっていないかどうか・・・この法案を制定した野中(広務)官房長官、小渕内閣時代ですけども、この国旗・国歌をめぐる議論、現場の混乱を収拾しようと思って、制定をしたんですけども、結果的ですね、〝処分の根拠を与えてしまった〟と、悔いてますし〝民主主義の破壊だ〟と言うことも言ってる訳ですね。ま、こういった経緯が、子ども達にどういった影響を与えるのか?それが一番懸念されるところです。
※妙な教員の存在が最も懸念されることです。とはいっても、反面教師的な要素もあるかもしれませんね。
※インタビューに応じていた教職員の氏名は、番組内では実名で報道されていましたが、当ブログではイニシャル表記致しました。
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私はこの人たちに国旗・国家を好きになれという気はありませんが、
いくら理屈付けてゴチャゴチャ言っても、
結局この人たちがやってることは単なる〝非常識〟であり、
『子供達に〝非常識〟を教えるな!』とは言いたくなります。
それに対して、塩谷文科相は〝常識的〟な発言をされたようですね。
2008年11月18日13時12分 asahi.comより引用
>塩谷文部科学相は18日、閣議後の定例会見で、君が代斉唱時に起立しなかった教職員が、神奈川県教育委員会によって氏名を収集されたことを条例違反として提訴した件について「(不起立者)リストをつくるということは指導監督をするうえで一般的な職場においてもありえる」と話したうえで、「国旗国歌のときに起立するのが国際的にも常識。(各地で指導の対応が違うならば)国として、何らかの指導をするかどうか、改めて実態を把握して考えていかなければならないかなと思う」と発言した。
>また、「起立する、という言葉は(学習)指導要領に書いていないが、そこは『起立して』と書かなければならんのか。立つのが常識と理解されていないならば、そういうこともしなければならないという気がする。私としては、座って国歌を歌うのは考えられないが、書かなければいけないかなという感じがした」と話した。(後略)
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本来であれば、
〝起立する〟なんてただの一般常識なのだから、
そんな事を書く必要はないと思うのですが、
極一部の不適格教員のせいで、
そんな恥ずかしいことを書かないといけないわけです。
情けない話ですね・・・
とは思いますが現実にそういった教員がいる以上、
指導要領にしっかりと〝起立して〟と明記して頂き、
きちんと指導・対応すべきだと思います。
極一部の教員のくだらない自己主張と訴訟・・・
『いい加減にしろ!』って言いたくなります。
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