11月11日放送の『NEWS23』で、
田母神氏の件に関して以下のような報道をしていました。
一部引用します。
ナレーション
ところで、今朝行われた、自民党の国防関係合同部会では、冒頭・・・中谷安全保障調査会長が、文民統制の観点から、田母神氏を批判し、浜田防衛大臣が謝罪して始まったが、議論に入ると、田母神氏の歴史観を擁護する意見が相次いだ・・・
ある自民党(衆議院議員)
・「常識的感覚を持っていれば、田母神氏の歴史認識になる」
・「何をもって侵略というのか・・・」
・「衆議院の先生方が、この村山談話のような歴史観で、
選挙が戦えるんですか?」
ナレーション
文民統制をする政治の側にも、田母神氏と同じ意見が根強くあるということがわかり、政治がコントロールする、文民統制が危ういものであることが浮き彫りになった・・・
//////引用ここまで///////////////////////////////////////
文民統制とは・・・
>文民の政治家が軍隊を統制するという政軍関係における基本方針である。政治が原則的に軍事に優先することを理念とする。(Wikipediaより)
つまり、田母神氏が更迭された時点で文民統制は成立しているはずです。
ところが上記『NEWS23』のナレーションでは、
文民統制の意味を摩り替え、
まるで『田母神氏と同じような歴史観を持つことが悪い』
といった方向に印象付け、
文民が田母神氏と同じ歴史観を持つことさえ否定しようとしています。
これでは文民が村山談話を否定することもできなくなります。
おかしな話ですね。
田母神氏の論文は、幕僚長という立場だったからこそ、
文民統制の観点から問題だったはずなのに・・・
まあ、分かっていたことではありますが、
結局のところ今回の田母神氏の論文の件でマスコミは、
文民統制、幕僚長という立場がどうこうと建前論を言いながら、
本当に気に入らないのは田母神氏の歴史観なわけです。
そして、『そういった思想は許さないぞ!』とばかりに、
思想を統制しようとしているように思えますね。
このマスコミの姿勢こそが今の日本の大きな問題点だと思います。
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