3月12日放送「ニュース23」より引用します。
三澤肇キャスター
中国人監督が靖国神社をテーマにした、ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」、この映画が反日的だとの指摘があることを知った、自民党議員などの要請で、今日、国会議員向けに〝異例〟の試写会が行われました。
「靖国 YASUKUNI」、一体、どういう映画なのでしょうか?
ナレーション
映画「靖国 YASUKUNI」、中国人監督:李 纓監督が、10年にわたって撮り続けたドキュメンタリー映画で、〝軍刀 靖国刀〟を打ち続ける刀匠の戦争や神社に抱く複雑な思いを軸に、終戦記念日の境内の様々な光景が映し出されている。
公開予定は4月、しかし・・・・・・・・
今夜、国会議員向けの試写会が開かれるという、異例の事態が起きた
きっかけは文化庁から配給会社への、この問い合わせだった・・・・・・・
文化庁関係者(別ナレーターによる音声)
ある議員が雑誌などの記事を見て、映画を観たいといっている。
ナレーション
この映画については、一部で論争になっている、南京事件の写真などが登場。内容が反日的、客観性を欠くという報道メディアもあった。
そして、それを観た、衆議院議員の稲田朋美氏と稲田氏が会長を務める、自民党若手議員の勉強会「伝統と創造の会」が試写を求めたのだ。
自民党:稲田朋美衆議院議員
一方的な意見だけを述べているような、イデオロギー的に偏った映画ですとかですね、後、客観性を欠いている、全く裏づけのないものを真実であるという様にね、映画の中で言っているとすれば、それはドキュメンタリー映画とはいえないと思いますので・・・・・
ナレーション
この映画には、国の芸術文化振興基金から750万円の助成金(’06年度)が出ている。
稲田氏は、今回、試写を求めた根拠、〝助成金を出すのにふさわしい映画だったのか〟調査する為だと話す。
稲田氏
税金の使われ方が、妥当であったかどうかを検証したいということに尽きます。
ナレーション
結局、配給映画会社側は〝特定の議員の身を対象にした、不自然な試写には応じられない〟として、全国会議員を対象にした試写会を開くことに決めた。
映画の宣伝担当者
こちらの思惑じゃないところで、こういう試写会をやることになったのは、この映画の製作プロダクション、李 纓監督ともども、ちょっと・・・・忸怩たるものがありますね。
ナレーション
文化庁によれば、公開前の作品試写を、国会議員から要請されたことは過去に無いという。
取材インタビュア
Q:「検閲では?」ない?かと言う声が聞かれると思うんですが、そういう批判に対しては、どういうお考えでいらっしゃいますか?
稲田氏
全く最初からそういう意図もないし、ま、報道の仕方もあるんじゃないかなと思います。
ナレーション
映画監督で、ドキュメンタリー作家の森達也さんは、今回の試写について、こう指摘する

映画監督:森達也氏
政治家はそういう力を持っている訳ですから、そう簡単にね、国政調査権をふりかざすべきではないと思いますね。もっと謙虚になるべきです!ドキュメンタリーは主観的表現ですから、客観性や中立性を求めることは全く筋違い。表現に対して異があるのなら、表現で闘えばいい話であって、そこに政治家が入ってくる理由は全く意味がない。
試写会に来たのは国会議員83人
稲田氏
私は、これが政治的に中立な日本映画であるかどうかについては、若干疑問があると思いました。
ナレーション
この映画を作った監督・李 纓さんは、会見でこう話していた。

映画「靖国 YASUKUNI」の監督:李 纓氏
私にとって、この映画が描いているのは、靖国という空間の中の戦争後遺症です。一種の病気です。この映画によって、もっと健康な空気を、私は日本で生活をしているので、もっと健康的な空気が欲しいです。健康な空気を吸いたいです。
日本と一緒に・・・・・・
決して反日ではないと思います。逆に、私の日本に対してのラブレターと思います。
VTRが明け、スタジオに・・・・
後藤謙次キャスター
私の経験でも、国会議員がですね、「上映前の映画を見せろ!」という話を聞いたことがないんですね。そもそも政治の圧力ととられかねないという言動がですね、政治家として如何なものかということはありますね。
=======引用ここまで=======
とりあえず上記森達也氏は、
『ドキュメンタリーは主観的表現ですから、客観性や中立性を求めることは全く筋違い。』
なんて仰ってますが、おかしくないですか?
つまりこの方が作るドキュメンタリー作品は、
全然信用できないということですね。
一般的にドキュメンタリーとは、
『製作者の意図や主幹を含まない事実の描写』
のはずであり、多くの人はそう思ってることでしょう。
表現の自由は大事だと思いますが、
彼の言う様な無茶苦茶な理論で、
それを利用してもらっては困ります。
今まではそういった言い方で罷り通ってきたのかもしれませんが、
もう通用しないのでは?
謙虚になるべきはこの森達也氏の方だと私は思います。
それから、
この映画を観たわけではありませんから何とも言えないのですが、
〝論争になっている、南京事件の写真〟を使ってるのであれば、
(多分、東中野修道氏が検証した写真だと思いますが)
ドキュメンタリー映画といった前ふりはやめていただきたいですね。
ドキュメンタリーという言葉を使うだけで、
見る人はそれが全て現実の真実だと思ってしまいますからね。
そしてそういう映画にお金を出す文化庁・・・
しっかり追求していただきたいものです。
国民の税金が使われてるのですから当然のことです。
後藤さんも〝政治の圧力〟なんて言葉を使って、
稲田さんの行為があまり気に入らないようですが、
国民の税金が使われてるのだから何もおかしくないと思います。
国民の税金で補助までして、
反日的な要素のある映画を作らせる方が異常です。
国民の税金が間違った使われ方をしてるかもしれないのですから、
朝日新聞さんやTV朝日さんも、
いつものように追及したらどうでしょうか・・・
私見でした。
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