17歳の力士の変死問題が話題になってるようですが、

昨日その被害少年のお父さんが会見をされてました・・・

その会見に関するこんな記事がありました。

'07/9/27 中國新聞より引用


  子への思いや親方への不信語る 急死力士の父が会見

(前略)

>斉藤さんが六月二十六日に亡くなった後、正人さんは、時津風親方が無断で遺体の火葬準備をしていたことを明らかにした上で、遺体を肉親から遠ざけようとする行動に強い不信感を抱いたという

(中略)

>六月、自宅に戻ってきた斉藤さんに手作りの空揚げを振る舞うと「久しぶりに食べたらうまい」と話した姿が今でも忘れられないという。最後に斉藤さんと言葉を交わしたのは死亡する前日。「僕いい子になるから、迎えに来て」。携帯から父に心から訴えるような声だった


・・・・・・引用ここまで・・・・・・



強い不信感を抱いたという


この新聞記事だけを見ると、

まるでお父さんが自ら『強い不信感を持った』と

積極的に言ったように見えますが、

この件に関し、記者は次のような質問をしていました。


Q:『火葬の話を聞いた時は、どういう意図、あるいは意思を感じられましたか?通常ではありえないことだと思うのですけど』

Q:『火葬したいと言ったのは、親方でしたか?』

Q:『身体に傷があったことは、後で確認されるじゃないですか、そうすると、火葬に荼毘に伏したいと言ってたことは何かしらの意図があったのではないかと思われませんか?』


明らかに記事にする為の言葉を引き出す、

誘導尋問的な質問です。

しかも何回も…
別に私は、親方側の肩を持つ気はサラサラありませんが、

実際の会見の様子をTVで見ると、

誘導尋問的な質問には問題があると思います。

印象を作り上げていく1例だと思います。



携帯から父に心から訴えるような声だった


まるでお父さんがそう言ったかのような表現ですね。

しかし、お父さんはそんなことは仰ってませんでした。

明らかに記者の着色です。

こんなことを書いたら、

父親を責める輩まで出てくる可能性もあるのに…



大事な子どもを殺された上に、

自責の念でも苦しんでる父親に対し、

取材の嵐を行うメディア…

こうやって会見をした目的も、

会見をすることで個別取材は控えてほしいからとのこと。

要するに、

それだけTVや週刊誌の取材が酷かったということでしょう…

遺体の写真を提供できないか

という要望まであったようですからね。

酷い話です。

こういったことは今回に限ったことではなく、

『被害者の傷口に塩を塗るような行為は止めろ!』

と言いたくなります。

これこそ本当の“人権問題”ではないでしょうか?

“人権屋”の方々は、

こういったことこそ問題視してほしいものです。

私見でした。



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