殴る蹴るの暴力行為が無かったので、いじめはなかった・・・・・・
北海道滝川市の江部乙小学校で去年の9月9日、12歳の一人の女子児童が教室で首を吊った状態でクラスメートにより発見された。その傍らの教卓の上に、学校や同級生、そして、母親宛の7通の遺書を残して・・・・・・・・・・・・
その女子児童は、今年の1月、意識不明のまま死亡・・・・・・・
公開された遺書の一部です。
学校のみんなへ
この手紙をよんでいるということは、私が死んだと言うことでしょう。
私は、この学校や生とのことが、とてもいやになりました。
それは、3年生のころからです。なぜか、私の周りにだけ人がいないんです。
5年生になって、人から「キモイ」と言われてとてもつらくなりました。
6年生になって、私がチクリだったのか差べつされるようになりました。
それが、だんだんエスカレートしました。
一時はおさまったのですが、周りの人が私をさけているような冷たいような気が
しました。何度も自殺を考えました。でも、こわくてできませんでした。
でも、今、私はけっしんしました。
私は、二人だけにこのことを話そうと思いましたが、その二人に責任を負わせるわけ
にはいかないと思いやめました。(中略)
私はほとんどの人が信じられなくなりました。(中略)
私は友だちと思える人はあまりいませんでしたが
今まで仲よくしてくれて「ありがとう」「さようなら」
~ここまで
※TVの映像を読みましたが一部読めませんでした。
ここからは、テレ朝・10月2日放送『報道ステーション』より教育委員会側の対応を引用します。
滝川市教育委員会担当者(千葉 潤 指導室長)
いじめられて自殺するかと読み取れるかどうか・・・・・・・
いじめと言う言葉を使っていません。
女子児童の遺族
言葉によるいじめです。集団的な陰口悪口
これ見よがしに目の前で、本人の・・・・・・
ナレーション
しかし、市の教育委員会は、殴る蹴るなどの暴力行為が認められないと言う理由から
「いじめはなかった」と市議会に報告していた。
教育委員会担当者(千葉 潤 指導室長)
今のところ、執拗に1人に対して、皆で攻撃したとか、叩いたとか
そのような事実は出てきていませんから、
Q.遺書はお持ちですか?
遺書は、遺書というか(慌てて)“手紙”は持ってます。
Q.遺書ですよね。死ぬ間際に書いたものですよね?
どの段階で書いたものか分かりませんが・・・・・・・
私は、ずっと“手紙”と表現してきたものですから
今も、“手紙”と言わさせて頂きました。
ナレーション
遺族によると、女子児童が自殺を図る1ヵ月前に、クラスの席替えの際、集団で悪口を
言われたため、担任の男性教諭に相談していた
女子児童の遺族
事実関係とあまりにもかけ離れているのではないかと
事件の風化を待っているだけなんじゃないですかね。
ナレーション
今日、市の教育委員会は、記者会見を開いた。(9月2日 午後4時)
滝川市教育委員会関係者(安西輝恭 教育長)
児童生徒の心のサインをつかむことができなく、誠に申し訳なく思ってます。
心からお詫び申し上げます。お悔やみ申し分けます。
(これ以前にインタビューに答えていた。千葉氏ともう1人の関係者、3名が頭を下げた。)
ナレーション
そして、遺書については・・・・・・・
滝川市教育委員会担当者(千葉 潤 指導室長)
“遺書”については、お子さんの思いが書かれたものという風に思っていますが、
そこに書かれている内容について、きちっと整理しないとならない、私どもとしては
今のところ、いじめの事実は把握できてないとお話させて頂いている。
~引用ここまで
更にテレ朝・10月3日放送『ワイドスクランブル』より一部引用します。
滝川市教育委員長
この度の江部乙小学校の事故につきましては、極めて残念に思っております。当該児童生徒の心のサインをつかむことができなくて、まことに申し訳なく思っております。心からお詫びを申し上げます。お悔やみ申し上げます。
ナレーション
遺書の存在を把握しながらおよそ1年にわたって伏せていた市の教育委員会、昨日ようやく頭を下げ、遺憾の言葉を口にしたものの、この日もまた少女の遺書についてはこお語った。
滝川市教育委員会担当者(千葉 潤 指導室長)
現時点では手紙の内容を裏付ける事実を色々と整理してございますけれども、原因に直接結びつくものが何だったかなと言うことは特定には至っていない。今のところ学校でいじめがあったと言う事実については把握できていない。
ナレーション
あくまでもいじめの事実は認められない、そう弁明する教育委員会。遺族が自ら調査し、事実を聞いているにもかかわらず…
自殺していた少女と同居していた伯父へのインタビュー
Q独自で聞き取りをされたということですけれどもそれはどういうお気持ちから…
学校での調査自体が納得いかなかったからです。
Q独自の調査をされて、その時の生徒さん、そして親御さん、どういうような感じでお話をしてくれたんですか?
泣きながら話した子もいます。渋々認めた子もいます。色々です…
少女の遺書の一部です。
みんなは私のことがきらいでしたか?きもちわるかったですか?私はみんなに冷たくされているような気がしました。それはとても悲しくて、苦しくて、たえられませんでした。
なので私は自殺を考えました。
あなたたちは表では私が死んで悲しいといっていても、裏ではよろこんでいるのかもしれません。もしも笑って、とても喜んでいるのなら、私はその人を呪い殺しに行くことでしょう。
さようなら
(中略)
滝川市教育委員会の会見から
1日
「いじめられて自殺したと読み取れるかどうかですよね?いじめという言葉は使っていないですよ」
2日
「いじめも原因のひとつとして究明にあたってきた」
「ささいな言葉や行為であっても無視することはできないが、一方でその受け取り方は人によってさまざま。いじめを裏付ける決定的な事実は出てきていない」
先日(1日)のインタビューの様子とは違い、2日は神妙な顔つきで
“手紙”と言い張っていたものを“遺書”と言い換え記者会見に臨む姿。
しかし、いじめが原因で女子児童が自殺したことを認めないことに終始。
身の保身なのか何だか知りませんが、
1人の幼い女の子が自ら命を絶っているのです。
呆れた教育委員会側の対応です。
いじめの状況や学校側の対応については詳細が分かりませんので何もかけませんが、
この教育委員会側の対応には非常に憤りを感じました。
こんな連中に教育に携わる資格無し!
ただの税金泥棒としか思えません。
教育委員会など役に立ちそうに無いので、
メディアに頑張って頂き、真相を究明して頂きたい。
そして、いじめによる自殺を数字上(表面上)だけ減らそうとしている文科省の姿勢まで追及して頂きたいです。
私見でした。
教育委員会や文科省に『ふざけんな!』と言いたい方、
メディアに『真相の究明を!』と言いたい方、
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