披露宴の最中から、営業論や教育論を交わしていたが、

突然、「先生、最近ドラッガーを読んだよ。すごくいいね。

もっと早く読んでおけば良かった」


非常に印象に残ったのが、「顧客の創造」


真のマーケティングは「顧客が何を買いたいのか」を

問うことからスタートする。


顧客の現状や価値観を理解したうえで潜在的なニーズを

見極める。


そして、そのニーズに合った商品を提供することで、

「買いたい」と思わせ自然に売れるようにする。


マーケティングの理想は、販売(売り込み)を不要にすること。


つまり、人間の自然なニーズに合わせて、商品を提供すれば、

おのずと売れるということだ。


教育にもあてはまる部分がある。


生徒の現状や価値観を理解したうえで、生徒の潜在的ニーズ

を見極め、指導という「商品」を提供する。


生徒のニーズに合った指導を提供するば、おのずと「意欲」は

高まり、やる気が増幅される。


生徒は、何に満たされていないのかを探る。


生徒は、どんな指導を必要としているのか。


常にキャリブレーションをし、そのニーズをキャッチする。


情報という商品を洪水の如く提供するだけでは、

個人のニーズを満たすことはできない。


生徒たちが気付いていない、潜在的ニーズ。

それこそが、彼らの能力を開発することでもある。


教育にもドラッカーのマネジメント思想は、十分あてはまる。