◆不登校の子どもを育てるお母さんへ その1
こんにちは、
子育て心理学協会 代表理事
東ちひろです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
~こんな朝の風景ありますか?~
「こうちゃん、起きてる?」
「・・・・」
「こうちゃん、朝だよ」
そういって、こうちゃんママは部屋に入り、ベッドまで近づきます。
「まだ、ふとんかぶってるの」
と言って、いつものように、ふとんを強引にはがそうとします。
こうちゃんは、ふとんをはがされないように必死にふとんにしがみついてもぐっています。すごい力です。
こうちゃんは、自分の好きな時に食事をとり、コーラやお菓子などの間食も多いため、大きなからだに成長しています。
ただ、運動をする機会がないので、筋肉質ではありません。それでもママの力と比べても引けは取りません。
負けるわけにはいかないのです。
学校に行かないというより、ママの言うことを聞けないというより、反対勢力(こうちゃんはそう思っている)に対する精一杯の抵抗でしょう。
ママは、あきらめます。抵抗するかけ布団を離します。そして、次は言葉で説得しようとします。
「いつになったら、学校に行くの」
「・・・」
「ゆうべ、明日は学校に行くって言ってたじゃない」
「うるさい」
「はやく着替えて学校に行く用意しなさい」
「ウザイ!」
「ママは知らないからね」
「出てけ!」
「自分で学校に電話しとくんだよ」
こうして、ママはこうちゃんを気にかけながら、家事を続けます。
もちろん、こうちゃんが学校に自分で電話をかけるわけはありません。そんなことはわかっています。
ママは、考えます。
(いつになったら、こうちゃんは学校に行くようになるのだろう)
(私の育て方が悪かったのだろうか)
(何が原因で、学校にいかないんだろう)
(学校でのトラブルがあってそれが原因に違いない。)
そう思いたい。
だって、学校が休みの日は、ふつうに朝起きるし、一緒に買い物行こうって誘うと、嫌がらずに外出するから。
そして、小さいころあんなにやさしくてママ思いだったのに、今、私が話しかけても、出てけとかうざいとか言うんだもの。
学校で嫌なことがあるのに違いない。原因は、友達かなあ。学校でいじめられているんじゃあないのかなあ。そのあたりの真偽を学校の先生にきいてやろう。
____________
不登校は、学校だけが原因ではないこともあります。
いろいろなことが重なってこうなっているのです。
一つ原因を探って、それが解決の方向に向かっても、すぐには好転できるとは限りません。
休んでいるうちに行けない理由が増え複雑化しているのです。
行けない理由を本人に聞いてみると、その内容に少しは関わっているので、「そう」と答えてしまうことも多いです。
だから、肝心なのは、本人の心の状態とともに、それにかかわっているお母さんの心の状態を穏やかにすることから始めましょう。
続きます。
東ちひろ
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