●一生ゲームから隔離はできないんです
こんにちは、子育て心理学協会 東ちひろです。
今月末から子ども達は春休みですよね。
この春休みは、学年の切替時期なので、しっかりとした宿題が出ないこと多いです。
だから、子どもは天国なんですね。
でも、ママは地獄かもしれません。
まあ、子どもは何をしてても可愛いだけのママには関係ないことですが、実際には子どもは親の時間を食べて大きくなるので、うっとうしいこともあるでしょう。
でね、学校から宿題はしっかりと出ない、けれど家にいる時間は長いのが春休みです。
そうなると!子どもが虜になりますね、アレですよアレ。
ゲームです。
家にいる時間が長いので
朝からゲーム
ダラダラとゲーム
気がつくとゲーム
お風呂にもゲーム持ち込み
なんてことよくあるんです。
お風呂に持ち込む時にはビニール袋にくるんで持ってはいるんです。
まあ、そこまで頑張らなくてもいいよといいたい気分ですけど。
じつは、ゲームは、ゲーム機会社の有能なスタッフが、子どもがゲームの虜にになるように作っています。
何秒に1回は、
「お~、ヤッタ~」
「お~、出来た!」
と心をわしづかみにするようにできています。
もしも、これが写経だったりすると・・・
すぐに飽きてしまいます。チーン。
で、この悩ましいゲーム機は、使わせないように隠したり、親が壊したり、取り上げたりする人も多いんです。
そのお気持ち、お察しします。
ゲームがなくなればモメる必要もありません。
でもね、、、
残念ながら、、、
この先ゲーム機はなくならないと思うのです。
むしろ、もっと身近に手軽に使えるようになります。
スマホを持ちだしたら、その瞬間にゲームは解禁となります。
じゃあ、もしも、子どもが大学生になって下宿でもするようになったら・・・どうなるでしょうか???
きっと無制限にゲームやり放題になると思います。
パソコンでやるゲームも同じです。
そして、大学生になると1人に1台は必ずパソコンが必要になります。
科目履修だって、卒論だって、みんなパソコンを使います。
「うちの子は、買いません」とは言えません。
先生も「僕の授業の資料はココにあるから、次までにダウンロードしといてね」と言うんです。
ちなみにうちの下の子(長時間ゲームの子)は理系です。
そしたらね、大学に入ってからの物品購入で、ちゃーーんとパソコンがあります。
「大学のおススメはコレ!」ってチラシも入っています。
持ち運びしやすい軽いノート型パソコンなので結構なお値段でした。
まあ、私が持っているパソコンよりもずっとお値段は高かったです。(;^_^A
下宿も今は、ネット環境が整備されています。
下宿でレポート作ったり、卒論書いたりする時に、使えるようになっています。
だから!
この先、うちの子をゲームやパソコンから一生隔離し続けることは、無理なんです。
ぜいぜい~(iДi)
ここで、逆発想
もっと「ゲーム時間が長くなる方法」はどんなことがあるでしょうか???
・子どもが暇になる(やることがない)
・親との関係が悪い
・親に承認されない
つまり、ゲームが唯一自分の楽しい時間という場合は、なかなかそこから離れられません。
これで「快楽の欲求」が満たされるからです。
そして、ゲームをするとどんどん上手になってしまいます。
そうすると今度は、「アイツすげー、神」なんて状態になると、「承認欲求」が満たされます。
また、仲間とゲームをする場合は、ゲームで「集団欲求」が満たされます。
となるとゲームをすることで「欲求」が満たされるので、もう離れられなくなります。
じゃあ、ママは一体どうしたらいいのでしょうか?
ゲームとは全く関係ないような気がするかもしれませんが・・・
子どもとの関係は良好でしょうか?
子どもはゲーム以外に楽しい時間が持てているでしょうか?
家庭が、何時間でもゲームができる環境になっていないでしょうか?
まずは、ここを考えてみませんか?
子どもをコントロールするよりも、ママの関わり方をコントロールする方が早くて確実です。
平日が無理ならば、せめて休日は子どもを外に連れ出して、一緒に遊ぶ時間を取ってみませんか?
コツは、ママがコントロール出来ることをやることです。
実は、我が家の今大学生になる息子は、私が教育委員会に勤めていて、帰りが遅い時に、ただひたすらずーーっとゲームをしていました。
たぶん3時間は固まってゲームをしていたと思います。
もちろん宿題はまったくやっていませんでした。(゚_゚i)
でね、私は教育委員会を辞めました。
ものすごくやりがいがある仕事でしたけどね、わが子の方が大事でしょ。
経済的に余裕はなくなりますが、自分が家にいることが大事だと思ったわけです。
この状態をこの先3年、5年と続けたら、その先は目に見えていると思ったんですね。
まあ、その後も息子はゲームはやっていましたが、だんだん自分で調節できるようになりました。
ちなみに今では、ゲームは「ご卒業」されたそうです。
で、私が子どもによく声をかけた言い方はコレです。
「あまりやっていると目が疲れるよ~」
「視力が下がるよ~」
「大丈夫~?」
と体を気づかう声をかけました。
そして、一方で、子どもの話をよく聴くことだけは欠かしませんでした。
自己肯定感を高めつつ、一方で体を心配する声をかけたわけです。
子どもってね、ゲームをやめさせようとするよりも、自己肯定感を高める方が早くて確実なんですね。
ココロ貯金は、漢方薬のようにジワジワと効いてきますよ。
【ミニ講座】
【東京】満席、【大阪】満席、【名古屋】残3
【講座】
「子育て心理学講座」子どものやる気とママの自信を引き出す!
【大阪】ベーシック3/18、アドバンス4/1、マスター5/20・21
【東京】ベーシック3/19、アドバンス4/22、マスター6/3・4
【名古屋】ベーシック3/25、アドバンス4/8、マスター5/13・14
【資格取得】ご興味がおありの方はこちら