ジョブズ氏の話と、弁護士になった友達と | 玉砕か、貫徹か…

ジョブズ氏の話と、弁護士になった友達と


スティーブジョブズは、

とても自分勝手で、勝つためには手段を選ばない人だったらしい。


恩を仇で返す、不利であれば契約も破る、誰に対しても傲慢な態度をとる、


そんなジョブズがポリシーにしていたのは、


「勝つこと」そして、「本当にすごいことをやるには、とことんやる。妥協してはいけない」


ということだった。


「stay hungly」
「stay foolish」


アントニオ猪木も同じようなことを言っていた。



「馬鹿になれ、とことん馬鹿になれ。恥をかけ、とことこん恥をかけ。

 かいて、かいて、恥かいて、裸になったら見えてくる。

 ほんとの自分が見えてくる。

 ほんとの自分も笑ってた。

 それくらいの、

 馬鹿になれ。」



とことんやらなあかん。




でも、時々、



自分のやってること、進んでる道が、


本当にこれで正しいのか、意味があるのか、不安になる。



ジョブズも孫正義も、


20代そこそこで、(いや、本能的にもっと前から感じていたのか)


自分の進むべき業界、世界を決めていた。



確かに、時代の後押しがあり、もちろん、優秀で素晴らしいものを作れたから


だと思うけど、



でも、「これでいくんだ!」という強い覚悟、思いが彼らにあったからこそ、


成功へ加速したんだと思う。



彼らにとっての、「これでいく!」は、



手段であって、目的であったのではないか。




私は?



私は、どうなの?



「MBAとりに海外留学する。」


これは、どう見ても手段でしかない。


・帰ってきてからの選択肢の可能性を広げる。つまりstatus。(メディア、コンサル、独立…へ、)

・学ぶ内容自体が、スキルとなる。(人事、起業、マネジメント…、)

・過程から得られるものが、また大きな可能性を秘めている。(出会い、海外、英語の習得…)



3つの素晴らしい力が手に入る。


そのどれかだけでも、必ず自分の人生を後押しするのは


間違いないと思う。



でも、


その先に何があるのか。


真に私がもとめている 「何」 は、


具体的なものには行きついていない。



それがない今の私は、


大きな成功を手に入れることはできないのではないか。





古い知人が、弁護士になっているということを聞いた。



彼は、はっきり言ってかなりの不良で、


よくけんかもしていた。


高校は、さして良いところに行っていなかったが、



「金持ちになるために弁護士になる」


という目標のもと、



浪人して中央の法に進み、


法科大学院を出て、


2年目で司法試験に合格したとのこと。



それが、なんだというかもしれないが、



「思い」がどんな理由であっても、



めちゃくちゃ強くて、そして、やり通せば、



かなう。




彼は、私より10年以上前に、大きな絶対的な進路を見つけ、



邁進したのだろう。



私は、もう30なのに、



まだまだ道半ば。



何も得ていない自分と、



遅れている自分に、




情けなさを感じる。




私の力って、こんなもんか…。


選ばれた人ではないと、思いたくもなる。





でも、




まだ諦められない。




誰が何と言おうと、



自分が人から遅れていようと、




今、それがわかっているなら、



今からやればいい。



今、やるしかない。



時間をかけても、叶えればいい。





できる。絶対にできる。



迷っても、手段と目的がごっちゃになっても、



とにかく、今信じる道を、



突っ走るしかない。