転職活動⑨ ~やめた理由~ | 玉砕か、貫徹か…

転職活動⑨ ~やめた理由~

エージェントに対して送ったメールです。
辞退理由を書いたものです。

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■○○様辞退理由について
 ・理由は一つではなく、総合的に考えて判断しました。魅力的な点とマイナス面
  を考えたうえで、結論を出しました。最終的には、マイナス面の方が大きくなった
  というのが決め手ですが、非常に迷っての決断だったことも事実です。
 
 【魅力面】
  ・優秀で若い人材が多く、切磋琢磨できる環境である。
  ・興味のあるIT業界である。
  ・自分次第で、新しいことや重要なことを業務として行うことができる。

 【マイナス面】
  ・現状と比べて給与が極めて低い。(部長級でも現状と同等であり、新規開発
   部門も固定給が低く、2,000万円の可能性があっても、それは○○内でも
   一人か二人ではないか、という可能性の低さを感じた)
 
  ・これまでの実績や人間性を評価してくれていたかもしれないが、業界が変わる
   という中で、これまでの経験や実績を加味した処遇や配置にするということは
   ないことに、自分の中で納得がいかなかった。

  ・COOや○○全体から、「一緒にやりたい」「当社に来て一緒にやろう」とい
   う気持ちが一切感じられなかった。「セルフスターターがほしい」と言っても、
   従業員と一体感を醸成する気があれば、採用段階でそのぐらいは言うはず。
   COOが社員を大切にする気がない、また、自分を必要としていない企業へ
   行く気にはなれなかった。

  ・業務内容について、「入社予定部署は応募したはずの部署ではない」ということ
   がわかり、非常にあいまいな採用であることに入社後の不安(会社の好きなように
   売り子として働かされる)を感じた。

  ・COOから、「○○をどのような形にしたいか」「何を為すために○○
   を運営しているのか」が聞けなかった。COOが、「数年内に海外MBAを
   取りにヨーロッパに行きたいと思っている」「自分の将来の身のふりかた
   をそろそろ考えないと」「顧客満足度と予算の営業利益さえ守れば、何を
   やってもよい」という内容の発言をしていたことから、○○という会社
   への愛着やビジョンが感じられず、「○○という会社自体も、社員も、
   自分にとっては仮初の道具でしかない。」というように考えているように感じ、
   納得できなかった。価値観が合わなかった。


以上です。


今回の件を踏まえて、「これまでの経験を活かす」「処遇がある程度必要」という
2点について、判断基準の一つとして考えるべきだということがわかりました。

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最後に書いているように、


①「これまでの経験を活かす」

②「処遇がある程度必要」


この2点が、

相手と自分にとって必要なことなのだと、

感じました。


少なくとも、

「①がなければ相手は②を用意してくれない」


ということがわかりました。


逆に、私が②を要求するなら、


①から離れることはできないのです。





自分の考えの甘さと、


自分という人間を自分自身が深く理解できていなかったことを


非常に情けなく思います。