若手の『三極』化 | 玉砕か、貫徹か…

若手の『三極』化

昨日のブログで、

「若手の二極化」について触れましたが、

改めて考えてみると、

実は三極に分かれているのではないかと思いました。


ちょうど今日、社内のイントラで、上層部の人が

「若手のみなさんへ」というメッセージを書いており、

そこに、「グローバル視点(海外志向)を持っているか?」という


問いかけがありましたので、それを含めて考えました。


私が思う「三極」とは、次の通りです。

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(1)海外は手段の一つでしかなく、考えの主点は「新規ビジネス・新しい価値を
  自分が作り、世界に提供すること」と考えている人

(2)海外に興味はあるが、単にグローバルなフィールドで働きたいという人

(3)自分のささやかな今の生活・現状を守ることを主体に考えている人
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基本的には、(2)と(3)の二極で分かれています。これまでは「海外=新しい挑戦」

という考えが強く、(1)と(2)は重なっている部分が多かったと思います。

しかし、最近では、

(1)は(2)から離れ、また、(2)はグローバルな視点を持つ人にとっては

当然のことになっているように思います。

(海外志向であっても、積極的で、果敢に挑戦していく人間かどうかは

わからないということです)


そして、「海外志向である」というだけの(2)は、国や会社を背負って立つ人材

としては不十分であると私は思っています。

ちなみに、当社に多いと思われるのは、(2)の思考をもつ人です。

「勤勉ではあるが、『周りとの衝突を省みず現状を打破して変革ができる人』ではない」


と捉えています。


採用Gの考えでは(1)の人材がほしいのですが、

(1)は、当社に興味がないため、エントリーすることはありません。

よって、基本的に採用できません。

(1)はセルフスターターで、「自分のやりたいこと」を長期的に明確に持っており、


かつセルフプロデュースができる人です。

私が見たベンチャー企業には(1)の考えをもつ若手がたくさんいました。


経営者が30代前半ですし、もの凄いバイタリティとスピードを持っていました。


残念ながら、当社に同じような考えを持ち、行動する人は自分の知る限りおりません。




そして、自分もその中の一人であるという恐怖を、今、感じています