当社の新卒採用で求める人材について | 玉砕か、貫徹か…

当社の新卒採用で求める人材について

今日、中小企業診断士の勉強をしながら、ふと思ったことがあります。

私の勤めている会社が求める人材についてです。

私は直近の5年間、採用リクルーターをやらせてもらいました。

今年はサブリーダーとしてリクルーター活動に携わりましたが、

自分がもし、採用グループ員であればこうしたいというテーマがあります。

求める人材についてのテーマです。

それは、

『問題を解決できる人物ではなく、課題を自分で設定し、達成できる人物を採用する』

ということです。

「問題」とは、今、見えている悪い点を指すのであり、

これは、基礎能力が高い人であれば、基本的には解決することができます。

しかし、

「課題」とは、目指すべき姿に向かって設定される目標であり、

誰も何もしなければ、見えていないものです。

「目指すべき姿」自体が、あいまいな場合もあり、

目指すべき姿の設定⇒課題の設定 と2点について自主的に考えなければならず、

非常にめんどうくさいものです。

これは能力が高いだけではできません。発想や根気や意識の高さが必要です。

また、直近の目に見えているものでないため、時間がなければ後回しになりやすく、

考えなくても通常業務に支障はきたさず、周りからすぐ評価されるものでもないため、

その中で、あえて考えて設定し、周りを巻きこみ、やりぬくことは容易ではありません。


この力が、当社には欠けているのです。


組織的にも、文化的にもこの力が欠けている当社には、

人の力や熱い思いで、この欠点を変えていかねばなりません。


もし、私が採用グループメンバーになった際は、

このテーマを当社のメッセージとして設定し、

これを満たす人間を採用したいと思います。