「余裕をもつ」ということ | 玉砕か、貫徹か…

「余裕をもつ」ということ

「余裕をもつ」ことのメリットとデメリット、そして、「余裕をもつ方法」について考えた。


「余裕がないと、新しいことができない。考えられない。」「余裕がないと、精神的にも肉体的にも
 病気になりやすい。」というように言われる。よって、一般的には適度な余裕はないといけないとされている。
精神的なゆとり、時間的なゆとり、肉体的なゆとり、全てを含む「余裕」とここでは考える。



「余裕がない。」

    【デメリット】
      ・精神的ゆとりがないため、精神面のコントロールがきかなくなる。周囲とのコミュニケーションに悪影響を及ぼす
      ・肉体的につらく、過労などの病気になりやすい。
      ・時間的ゆとりがないため、新しいことができない。

    【メリット】
      ・業務を効率的に行う知恵が身につく。
      ・業務スピードが向上する。
      ・業務時間とスキルは一般的には比例するため、スキルが向上する。
      ・忍耐強くなり、精神的に鍛えられる。



と、まあメリットもデメリットもどちらもあるのではないかと思います。
サイヤ人を引き合いにだしますが、極限まで自分を追い込むことによって、力がUPするという
ことは、事実そうなのではと思います。
人間は弱い生き物ですので、「やってもやらなくてもどちらでもいい」という環境にいると、
概して甘いほうに流れてしまうものです。その積み重ねが、さらに自分を甘くし、
その期間が長く続くと、今度はそれが普通になって、元に戻れなくなってしまいます。

ということで、私は、今のところ「余裕がない」ということのメリットのほうを強く感じます。

一つ、デメリットとして厄介なのが、「周囲とのコミュニケーションに悪影響を及ぼす」という点です。

余裕がないと、どうしても周りへの配慮が欠け、失礼な態度や行動をとってしまうことがありますが、
本当のプロは、たとえ自分に余裕がなくともそのような態度はとりません。
周りとの信頼関係、周りの支えというものは、プロや経営管理職になればなるほど
重要になってくるので、おろそかにはしないということだと思います。

ただ、偉くなってから急にそのように態度をかえることはできませんので、
早いうちから、周りへの配慮や自己の精神のコントロールは訓練しておくべきです。

精神的なゆとりをもつための方法は二つあると思います。

①事前に防ぐこと

 ⇒つまり、業務的に追い込まれないように、今日できることは今日やって、常にゆとりを
  用意しておくこと


②ゆとりを奪っているものに対し、思考や行動をストップさせること

 ⇒つまり、「無関心になる」ことです。無理やりそのことに対して気にしないようにしむけ、
  かつ、行動もストップします。それが重要なことであれば解決にならないかもしれませんが、
  余計なことを考えず、とにかくやめてみることです。
  たとえやらなくても、命を取られるほどのことではないでしょうから。









と、ちょっと考えていました。