錦織選手の一回戦について | 玉砕か、貫徹か…

錦織選手の一回戦について

全仏がスタートしました。

昨日の一回戦、

錦織圭がサンティアゴ・ヒラルドに2―6、4―6、7―6、6―2、6―4で逆転勝ちしました。

相手は世界ランキング58位の選手です。

とは言っても、錦織も全米ベスト16に入ってますし、相手が確実に格上と言うわけではありません。

勝ってもおかしくないと思っていました。

でも、まさか2セットダウンから逆転するとは、思っていませんでした。

ここが、

錦織が導かれし者であるかどうかをあらわしています。

錦織の勝利はもちろん、錦織の努力と実力の結果だと思います。

「とにかく必死でやる」「できることをやる」「何が大切かを理解し、目的に対してまっすぐで、

正しい努力を行う」ということを繰り返してきた結果だと思います。

ただ、同じように頑張っていても、勝てない人、うまくいかない人がいます。

たとえば、昨日の日韓戦の日本、どうだったでしょうか?

日本人特有でもあると思いますが、

「なんか、パッとしない。競ったら負ける」

サッカーやテニスには、特にこういうことがよくあてはまります。

鈴木貴男が、全豪でコレチャにファイナッて負けた。ジャパンオープンでフェデラーにファイナッて

負けた。錦織以外は、男子は世界ランキング100位の壁を誰も越えられない。

これは、日本人特有の「勤勉さ、まじめさ」そして、それを培ってきた日本の教育により、

自分自身にタガをはめているからだと私は思います。

では、どうやってそれを打破するか。

そのためには、自分の精神を、心を、今の自分の周りの環境や、日本の文化と違ったところに

置いて、行動してみる、考えてみることではないかと思います。



そして、ここからが重要だと思いますが、「世界に出て、世界のレベルを知る。一緒にやる。」

ということに加えて、「本当に自分が、そういう人達と、そういう考えで行動する

ことが普通」というふうにならないといけないと思います。

たぶん、意識してやっているようでは、結局日本に帰ってきてからボロがでると思います。

言うは易し、するは難しですが、なんとなくこんな感じで考えてしまいます。

そして、その上で健全な努力と能力が備わっていれば、

自ずと、成功へ導かれていくのだと思います。