第3話を観た〜岡崎紗絵演じるキャラがアラサーで恋愛未経験の処女という設定のせいかドラマ脚本界の変態遊川和彦作品にしては随分変態度が低くセーブされてる作品〜人の業の部分を描く天才にしては、手加減が過ぎてる感は否めない〜ひょっとして未だ登場人物それぞれの感情が爆発前の助走中なのか?と勘繰ってしまう。
第5話を観た〜変態遊川和彦にしては同局の「離婚しない男」に比べていつもの彼の作品独特の日常の中での変態性や危うさの強度がいまいち弱い〜実は人って内面ではこういう下衆さを誰でもあれよねー的な側面の描き方が淡白過ぎて展開がスィングしてない。。
アイのない恋人たちというよりただの恋に勢いのない男女にになってしまってる。
ともするとこの観終わったあとのモヤモヤ感や虚無感が新しい遊川和彦の変態性なのかも?だがファン以外の一般視聴者には伝わり難いしストレスにしかならないだろう。。
第6話を観た〜様々なテーマについて未然のドラマ〜それが今作の変態遊川和彦のコンセプトかどうかは不明だが、以前のような独特の奇妙感が感じられない〜人は死なないが、何かを失った喪失感をサイコホラー的に表現してきた彼独特の変態性を期待してる。。
第7話を観た〜他の殆どのそれが頼りないからか、変態遊川和彦に似合わないほどに今話はごく普通の恋愛ドラマっぽかった〜なんか守りに入ってしまった感は否めない〜遊川作品は普通であってはならない〜観た後に一服の奇妙さや気味悪さがないとダメ!!
最終話を観た〜最後まで観てラストの出演者それぞれのセリフでタイトルの〝アイ〟は愛よりI(私つまり自分)だったんだと気付かされた〜最後に全員が本当の自分に気付きそれを自覚するという遊川和彦作品にしてはなんとも爽やか過ぎる普通の秀作だった。。。