初回を観ている〜今が旬の優秀な準主役級を見事に揃えたキャスティングと良い意味での擬装家族という深夜枠並みに攻めたコンセプトの作品をこの枠にはめるセンスはやはりドラマのTBSの余裕にさえ思える。まだ視聴中だが、はやくも次週が楽しみで秀作の予感がする。

開始35分で既に重岡大毅、木村文乃、仲野大賀、(岸井ゆきの)その他演者が全てそれぞれの仕事をキチンとソツなくこなしているのが伝わった〜それ程丁寧に作られたドラマ〜名より実を先行した配役と今作の様に丁寧な作り方をすればまだまだテレビドラマも捨てたものではないなーと、改めて感心させられ好感が持てた。


第2話を観ている〜今話から稼働し出した岸井ゆきのを含めてどこか懐かしいドタバタ劇的なこの昭和テイスト満載のドラマに合う演者ばかり集めたキャスティングはつくづくお見事〜今クールの中で一番構えず自然体でゆっくり観てられる作品かもしれない。。

更にこのドラマの最大の強みは話ごとに重岡大毅、木村文乃、仲野大賀、岸井ゆきのの中で誰にスポットが当たってもクオリティが落ちない平均したそれぞれの役者力の高さ〜準主役級揃だからこその強みである。あくまでも家族を描くのなら誰か1人が突き抜ける必要性は全くない〜そういう意味でも的を得た配役だ。




第3話を観た〜「ひとつ屋根の下」のあんちゃんのミニ版みたいな仲野大賀が今話も愛あるお節介を焼きまくった〜岸井ゆきのが今までで一番活き活きして見える〜重岡大毅はイノッチみたいな気持ちを含んだ演技が出来る役者になって来た〜石橋蓮司がオアシスみたいに思える。





第4話を観た〜重岡大毅と仲野太賀が共に引きの芝居が上手いせいもあり良い意味で主役なきドラマになってる〜すらわち全員が主役〜岸井ゆきのはやはり活き活きしていて本領発揮〜でたぁ!!ここにも登場するだけで場面のムードを一瞬で変える橋本じゅん。

活き活きどころか岸井ゆきのが輝き出して来ている〜これまでのコンプレックスを抱えた役柄じゃない明るいシングルマザーをキラキラに演じてるように映ってる〜本作は今期で一番それぞれの配役パズルのピースが綺麗に揃ったドラマだと改めて感じた。




第5話を観ている〜橋本じゅんの笑顔が裏テーマの疑似家族全員参加のなりゆきまかせの〝にじやフェス〟に終始した今話〜それぞれの家族にはその形はあれどほころびや悩みは共有した方が解消や解決は早くて最小限の痛みや辛さや悲しみで済むような気がする。



第6話を観た〜別居中の木村文乃の離婚がようやく円満に成立して、活き活きしてる岸井ゆきのが恋人?の井口理をシェアハウスに連れて来た今話〜井口の演技が初々しさはあるが自然で予想以上に良かった〜子役が表情だけで演技する今期唯一のドラマである。




第7話〜家族旅行?で木村文乃と海岸で重岡大毅に亡き妻山本美月の声を2人で聞くカットは名場面〜帰りの〝2人でいるから大丈夫〟も名ゼリフ〜ラストの石橋おやっさん蓮司倒れる!で束の間の楽しい夏休みを突如遮断して現実に戻す構成は流石ドラマのTBSの本領発揮。




第8話を観た〜石橋おやっさん蓮司が倒れて(女優デビューの)絶縁中の息子の嫁のヒコロヒーの関西人らしからぬ完璧な標準語の堂々とした雰囲気ある演技に恐れ入る〜MTRの桂文珍のそれとは雲泥の差〜次回の最終話は橋本じゅんの元嫁の平原綾香登場〜擬似家族解体になってしまうのか?




最終話〜まず女優ヒコロヒーが薄い分だけ友近以上に良い。平原綾香の演技も自然で、ここに来て2人がドラマの程良い味付けになった〜岸井ゆきのも活きた〜擬似家族解体とリアル家族再生によるにじや復活。真家族の絆を得た皆が更新して再び歩き始めた。