例年は舞台の公演中。
でも今年は長い稽古中。
いつ休みがあるのか分からない中で、忙しい稽古の合間がやってきた。
予報の雨はどっかに行ったから、久々に地元の海を見たいなと思って、夕方の海に繰り出すことに。
日中に俺が家にいると聞くと妹夫婦が甥っ子を連れてやってくる。
だから彼らと共に海に出かけた。
うちの甥っ子は1歳ちょっと。
去年のブルームードでのライブ前日に生まれたのは有名な話だ。
というか俺と1日違いの誕生日(笑)
そんな彼は海で遊んだことはないらしく、海に放たれたらどうなるのか?おじさん的にも想像すると悶える位にワクワクしちゃう。
これが大切な宝物。
誰かに大切なものは何ですか?って聞かれたら、この景色と答える。
よくテレビで江ノ島を天気予報で中継するけど、そのお天気カメラは大体反対側から撮したものが多い。
でも自分にとって江ノ島はこの角度なのね。
何かあった時に、物思いに耽りたい時、叫びたい時、なんかマイナスなことばかりだけど、この景色に飲み込んでもらった。
高校の時はこの海でバーベキューしたり、同級生とバカやったり、初めて出た芝居で知り合った色んなところの大学生とかと騎馬戦したり。
思い出を生み出してくれたのもこの海。
この景色だ。
好きなんだなぁ。
そうそう。
うちの甥っ子はそんなことを知ってか知らずか一緒に海を見てくれた。
そりゃそうだ。
妹と俺はそっくりなんだもん(笑)
本当ならば結婚して子どもを持っていていい頃の歳だけど、なかなかこの仕事をしているとそれを考えることが酷なことが多い。
それを実行してる人も沢山いるけど、今の自分は凄く難しいなって思ったりする。
でもこうやって成長を見ていて、そして何より妹夫婦の成長を見ていると、それは人として迎えるべき事柄なんだなと思う。
ありがとう。
妹と旦那さん。
そしてこの過程を踏まえた上で
「いのちをあげよう」
を聞くと本当に心が揺さぶられる。
というか、ダブルとして「トゥイの死」の場面を見ているとキムの決断に今までと違うことを考える。
それは、彼女が失うもの。
選択という意味なのかもしれないけど、やはり失うものがどれだけ大きいのか?その選択を目の当たりにしただけで、人生の過酷さを感じる。
だから何故かキムから目が離せません(笑)
とまぁ、稽古からかけ離れたブログを書くはずがミスサイゴンに戻ってきたところで今日のブログは、おしまい!
そうそう、初の海遊びを体験した甥っ子は、普通に波打ち際で遊んでるから波の洗礼を受け、泣くかな?って思ったら、逆に波に向かって突進して行きました(笑)