台本を受け取った時は、ジョン役の台詞の膨大さに気持ちで負けて、完全にお芝居というものに対して疑心暗鬼になっていました。
でもやっぱり芝居って楽しいんだなと自分の中で思える程に稽古をすることにプラスのエネルギーが湧いてくる日々に変わっていきました。
俺なんて不器用の極みだから、本当に悩んだことが血と肉になるのには人の3倍くらいの時間がかかる。
それでも血と肉になるならやる意味はあると思えることのが大事です。
しかし、昨日の通し稽古で何か流れるエネルギーのようなものは掴めたものの、それは本当に掴めたわけではなく、川に手を突っ込んでたらたまたま手の平に綺麗な魚が触れて、美しいなと思っただけの感覚とも言える。
だからこそ異常なまでの集中力とエネルギーが必要で同時に努力も必要。
怖さと楽しさが両立したそんな状況です。
明日から待っている舞台稽古も今まで同じように、より深めることに重きを置いた時間になるように、ベストで望まなきゃいけない。
この目の前の日々に感謝したくなる時間を過ごせることは幸せです。
あとはこの作品が誰かの心にひっかかる何かを持っていることを祈って。
がんばろ。