強迫性障害で卑猥な言葉が頭に浮かび苦しんでいる方がおられます。

強迫性障害で卑猥な言葉が頭に浮かぶのは、
強迫性障害は「やってはいけない」「考えては不謹慎だ」と自分で禁止していることに対して襲い掛かる性質を持つ心のトラブルであるからです。

 

 

宝箱を開けるな と言われれば逆に 
宝箱を開けたくなるのが
人間の心理
です。

 

 

つまり、禁止されればされるほど逆にそのことをやりたくなるのが人間心理の共通法則であるわけです。

 

倫理観や規範意識が異常に高い人が性的強迫観念で苦しむ

 

 

卑猥な言葉が頭に浮かんできて苦しんでいる人は、
強迫性障害の方に多い理由がここにあります。



強迫性障害の方というのは元々、
倫理観や規範意識が異常なほど高い傾向
に元々ありますので、

「やってはいけない」
「考えてはいけない」


という意識が一般人よりも図抜けて高い傾向にあります。



要するに、
強迫性障害で苦しむ方は清廉潔白を良しとする生真面目な方が非常に多いわけです。
 

 

だからこそ、
卑猥な言葉が頭に強迫観念として浮かび、
振り払っても振り払ってもその性的な強迫観念が
頭に常時浮かび続け、それに起因する煩悶で苦しむ方が多くなる傾向にあるわけです。

(人並み以上に考えてはいけない、不謹慎だと思っているため)
 

 

卑猥な言葉や性的なことが頭に浮かぶのは元来は正常なこと

 

 

ちなみに、健康な若い男性であれば卑猥なことなど四六時中考えているモノで、
男同士で猥談をすること等よくあることです。

 

 

私は自衛隊に所属していた経験があるので、
こんなこと日常茶飯事なのはよく心得ております。



そしてそういう健康な人はそんなこと気にも留めません
(卑猥な言葉や性的強迫観念で罪の意識を覚えたり、苦しむことはない)。


そうしたことが頭に思い浮かんでも罪悪感も何もないからです。

 

 

一般の人は自然に湧いた破廉恥な考えで等で苦しむことはありません。
 

 

このことからも、
強迫性障害に苦しむ人はが異常なほどに真面目で倫理観が異常に強い人が多い
ということがよくわかります。


 

 

対策;

 

いつも私が言っていることなのですが、

強迫性障害を克服するには
”そもそも強迫観念が湧きづらい脳の機能を事前に獲得しておくこと”
です。


"強迫観念が湧きづらい脳の機能状態になっていれば"、
卑猥な言葉や性的なことが頭に思い浮かんでも、その観念に対して何もこだわりも殆ど生じませんので、
そうした観念は自然と消えていきます。

 

また、とらわれもありませんので罪悪感もありません。

 

 

 

他の対策としては、

異性と付き合う機会をどんどん増やすことです。

 

強迫性障害の方でも卑猥な言葉や性的なことが頭に浮かんで苦しんでいる方は、
未婚の若い男性や女性に多い傾向にあります。
既婚者は性的な体験を山ほど積んでいますので、そうした人間生活を営む上で
"当たり前”のことで苦しむことはありません。

 

 

要するに、
慣れてしまっていれば慣れたことに対して不要に苦しむことはありえないわけです。

 



私は六本木でナンパをしたり(異性や人に慣れる目的より)、
海外で積極的に異性と付き合ってきた(クラブやビアバー等で声を掛ける)経験を持ちますので、
相手がどんな日本人だろうが外国人だろうがモデルのような美人と話そうが何ら緊張することもなく、
自然な対応を取ることができます。


また、過去の私は社会的に良い人とだけ付き合ってきたわけではなく、
意識的に悪い人間とも付き合ってきましたので、酸いも甘いも経験済みです。

ですので、些細なことで右往左往することもありません。



そういう意味で、
総括しますと、
こうした性的な強迫観念に苦しめられる人は異性と積極的に付き合うようにすると良いわけです。

(≒意識的に酸いも甘いも経験するようにする)

 

強迫性障害克服の最重要事項について【卑猥な言葉や性的なことが頭に浮かぶ状態にも対応可能】


 

しかしながら、強迫性障害の克服において最も重要なことは、
”強迫観念が浮かびづらい脳の機能”を訓練によって事前に獲得しておくことです。


後者の慣れによって克服するという方法(いわゆる暴露療法的アプローチ)には限界がありますので、
 

"強迫観念が浮かびづらい脳機能の獲得は、何よりも優先すべき最重要課題"となります。


(関連記事:)
強迫性障害で不謹慎な考え、言葉が浮かぶ人へ【対策】

 

 

そのための方法は私の他のブログ、YouTubeチャンネル(メイン、サブの2つ)にて詳しい解説が為されておりますので、
ぜひ参考にされて下さい。
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