強迫性障害で漏らすのが怖い人へ【外出時】

 

 

 

✅私の顧客に外出時に大便や小便を漏らすのが怖いという人がいました。
姉妹でしたが、特に姉が怖がっていた印象があります。

この方には特に強迫性障害の不潔恐怖や洗浄強迫及び細菌恐怖があった
わけではありません。


 

・学校の授業中に漏らすのが怖い、
・外出時に大便を漏らすのが怖い

・アルバイト(仕事)中に漏らすのが怖い


 

強迫性障害に頻発する対人恐怖はなかったそうですが、
「この外出時にお漏らしするのが怖いという強迫観念に捉われている」と
姉の方が話されていました。



大便や小便、生理のおりものを漏らす事などが気になっていたそうです。

 

なお妹は吃音があり、また加害恐怖と鬱に悩まされていました。
しかし、妹の方にこの種の強迫観念は存在しませんでした。
(妹はむしろ自信に満ち溢れている印象を受けました)

 

 

此の姉妹は一卵性双生児だったなので全く同じ遺伝形質を両親から引き継いでいるのですが、

姉妹の性格や悩みが大幅に違うという事で、強迫性障害には環境要因も大きく
関わっているという事を痛感したモノでした。(最も遺伝の方が大きいのは確かだが)

 

✅外出時に漏らすのが怖い人への対策:

 

・胃腸を強くしておく

 

外出中(職場、バイト先、学校等)お漏らしを気にする人は概して胃腸が弱いです。


下痢や軟便が続いている場合が少なくありません。
というのも、便がきちんとした固形的かつ健康的であれば「漏らす」ことなど
ありえないためです。

 

便意を催したらすぐにトイレに駆け込めばいいだけの話です。

 

人が漏らすのを気にするのは、大抵、軟便や下痢が続いている時です。

 

胃腸を強くする方法:

 

少食にし、食物繊維の豊富な穀物、根菜類をよく食べるようにしておけば
胃腸は強健になります。

 

少食にすると、胃腸を長い時間休ませることが出来るので、
胃腸は十分休息できるので、本来ある力を十分発揮できるようになるのです。
(食物の完全な消化吸収には8時間以上要するとも言われています。)

 

筋トレして筋肉が疲労困憊でまた筋トレをしても
本来ある筋力を発揮できないのとこれは同じ話になります。

 

少食にする方法は、1日3食食べている人は1日2食にする・・・・・・といった方法が
推奨できます。

 

詳しくは当ブログ他記事や私の「強迫性障害を自力で克服」という他ブログも参照されてください。

 

・肛門括約筋を鍛える

 

老人の加齢による尿漏れでも良く言われる話ですが、
尿漏れや便を漏らしやすい人は肛門を閉める筋肉「肛門括約筋」の筋力が
確実に弱い
です。

 

肛門括約筋を鍛えれば「漏らす」こともなくなります。

 

肛門を締める力が強いと、尿漏れ、大便を漏らすこともなくなり、
性的には男性では早漏対策、女性では膣の締まりがよくなるのでパートナーに
喜ばれることになるでしょう。

 

 

■肛門括約筋を鍛える方法:

 

肛門を締める→緩める→締める→緩める→・・・・・・
を繰り返します。
「肛門を締める→緩める」を1回とします。

このプロセスを1セット50回から100回毎日行うようにします。

 

又、
下半身の筋肉を鍛えるスクワットを行うようにすると、
肛門括約筋は自然と鍛えられるのでスクワットを週3程度行うことをおススメします。

下半身の筋肉を鍛えると肛門括約筋も鍛えることが出来るのです。

 

・漏らしたところで大したことは起きないことを知る

 

大便や小便をもらすと相当気持ち悪いですが、
死ぬわけではありませんし、本人は恥ずかしいと思うかもしれませんが、
別にどうということはありません。

 

軍隊の特殊訓練では模擬演習として大便や小便を潜入行動を想定し着の身着のままするという
モノがあります。
俗にいえば、かなり汚いかもしれませんし、本人も気持ち悪いと感じるでしょうが、

矢張り死ぬわけではありません。

こういう事実を知るだけでも気は楽になります。

 

 

コラム:漏らしたら周囲に匂いで気づかれるのではないか?

 

確かにその通りですが、であれば漏らさないように上記の対策を取れば
問題はありません。

 

また、便意を我慢できない場合は素直にお腹が痛いと言って、
トイレに行きましょう。
仕事中でも授業中でも堂々と主張するべきです。

 

まとめ

このような対策を取っておけば、
強迫性障害で大便や小便を漏らすのが怖いから外出は控える、
外出できないという事もなくなる筈です。

 

ぜひ、実行されてみられて下さい。
 

 



強迫性障害のブログ (←ブログ記事一覧へ戻る)