(最終更新日:2023/07/29)
強迫性障害でトイレが辛い方へ【対策法:】

 

 

 

強迫性障害でトイレが辛いという方は数多く存在します。

●トイレに時間が途方もないほどかかる。
●トイレで何度も流さないと気が済まない。
●トイレの洋式便座に自分のおしりを触れたくないので時間がかかる。辛すぎる。
●トイレが終わった後に何十分も手洗いをしないと落ち着けない。


 

・・・・・・・このような相談が私の所へ数多く届いております。

 

 


原因

 

 

儀式強迫のため

 

儀式強迫があり、トイレに入ったら

「■■ということをしなければいけない」
 

という自分の中の決まり事(こだわり)があり、
そのせいでトイレに時間がかかるという強迫性障害の人が存在します。

 

 

 

不潔恐怖/汚染恐怖のため

 

不潔恐怖や汚染恐怖があり、トイレの洋式便器の上に座ったら汚染されるのではないかと疑う人がいます。

また、トイレそのものを不浄なモノとみる人がこのタイプでは少なくなく、その後の手洗いや消毒に半端ではないほど
時間を要する人もいます。

中にはトイレに行くたびにシャワーを浴びたり、風呂に入る人もいます。


疾病恐怖、細菌恐怖のため

 

昨今、世間をコロナウィルスが騒がせていますが、その影響のせいでトイレ(3密)に行くのが余計に怖い、
トイレに時間がかかるという人が多くなっている印象を受けます。(そのような方からの相談が
大変多く私の所に届いております)

 

或いは、トイレ(特に公衆便所)で何かの疾病に罹患するのではないか?
という想いを持つ人がいます。

 

 

確認強迫のため

 

トイレで自分の便を流したかどうかが気になって、何度も確認してしまう人がいます。

確認強迫でトイレに時間がかかるという強迫性障害の人も存在するわけです。

 

 

洗浄強迫があるため

 

トイレに行くと手洗いが止まらなくなるので、
意図的にトイレを避けたり、トイレを辛いと考える
強迫性障害の人がいます。

 

 

状態:

 

強迫性障害でトイレに行けないという人では、

⑴:部屋の中に引きこもり、自分の部屋の中に用を足すという事例
私自身顧客の方のお子さん(娘さん、息子さん)の例から十数例前後確認しています。

 

強迫性障害というのは、そこまでキツイもののわけです。

 

或いは、

 

⑵:トイレに行った後に数時間以上体や手を洗い続ける。
⑶:何度もトイレのレバーハンドルを自分が決めた回数弾き続ける。

⑷:便座にタオルを必ず敷き、タオルを捨てる。(そのため無駄にお金がかかる)

 

⑴のようなケースでは一時的に正しい本当の意味で効果のあるクスリを
摂取した方が良いといえます。

 


尋常な状況ではないためです。

 

 

なお、私の顧客の方でこれ以上に酷い状況を
克服してきたという人も無論存在しております。

 

✅対策:

 

小便は汚いものでないことを知る

 

実は、
小便(おしっこ)はそもそも99%無菌であり汚いものでは全くありません。

汗と同じです。

小便を嫌うのであれば汗を流すことも嫌わないと整合性が取れなくなりますし、

 

細菌量という観点から言えば小便よりも唾液の方が汚いので
誰かとキスをすることの方がそういう点でのみ

見れば本当の意味では不潔なわけです。
 

 

 

大便があまりでないように普段から少食にしてしまう

 

大便を嫌うのであれば、少食にしてしまえばいいかと思います。
食べる量を減らせば便の量も減ります。

1日1食程度クオリティーの高いモノを食べるようにします。

 

 

或いは、クオリティーの高い青汁だけ飲む(固形物は取らない)のも良いかと思います。
固形物を取らない上、少食にすれば大便の回数も確実に減ります。

 

 

私はこの種の人が大便を嫌いながら、
危険な食品添加物満載の
加工食品を平然と食べている姿に途方もない矛盾を覚えます。
空気に触れただけでウィルスやバクテリアは付きます。
貴方自身ウィルスや細菌と共存している事実を再度確認されてみてください。

 

 

人間の体はバクテリア(菌)まみれ、ウィルス、細菌まみれやウィルスや細菌は敵ではない事実を腹の底から理解する

 

 

そもそも人間の体から細菌やウィルスが完全に消滅したらどうなるかご存知でしょうか?

 

その人間は一撃で死亡です。

 

腸内で必要な栄養素を体内に取り込んだり、変換してくれるのは腸に棲みつく細菌のおかげです。
顔には顔ダニがいますし、口の中にも様々な細菌が共存しているわけです。

 

これは全身、ほぼ全ての臓器に言えることです。

 

こういった事実をご自身で勉強されると、症状はマシになることでしょう。

 

完全に無菌状態で清潔な人間など存在しないのです。

もし、存在するならば、その人は既にこの世に存在していません。(死んでいる)

 

 

数週間、野宿をする

 

 

野宿経験者に潔癖症の人もトイレを不浄なものと考える人はほぼいないことでしょう。
トイレが辛いと考える人もいないでしょう。
 

キャンプ生活では計画通り事が進まないことがあり、シャワーも浴びれない状況に追いやられることも
よくありますし、いちいち土が汚い、虫が怖いなどと言っている余裕もないですし、そういう生活を
経験すれば慣れてしまうことでしょう。

 

 

アフリカの原始的生活をする部族に
過度の潔癖症の人や洗浄強迫の人など存在しないわけです。

 

そういう意味で一度それに近い生活を数週間でも良いので行ってみると良いのです。

 

この種の病理の発現はまさに西洋型社会のもたらした負の遺産とでも言えましょう。

 

他の方法:

 

 

✅運動の習慣をつける(ジョギング(緩急をつけた有酸素運動、筋トレ、ヨガの実行))

✅サプリメントやクスリの摂取(GABAレベルを上昇させる対策)

✅考えている暇のない忙しい生活をする(時間がないほどヒトの精神はリラックスできます)

 

 

こうした方法も同時並行で実践することが非常に大切です。
 

強迫性障害でトイレがつらいと真剣に考える人は私の他の強迫性障害のブログの方も参照ください。
 

 

 

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