加害恐怖について
加害恐怖は他人やモノに対して加害的な考えが振り払っても振り払っても頭に湧出する強迫性障害の症状を言います。
加害恐怖を抱える強迫性障害の人は少なくありません。
⑴何かの事件がTVで報道されて自分が関与したのではないか?
と不安になる人。
⑵誰かと一緒にいるときにその一緒にいる人に対する酷い悪口が頭に浮かぶ人
⑶不謹慎な性的な強迫観念に捉われるという人
⑷自動車や自転車で他人とすれ違い 時に轢いてしまったのではないかと不安になる人
⑸警察官を見ると自分を捕まえに来たのではないかと戦慄する人
⑹コンビニやスーパーでお金を払わずに万引きして家に帰ってしまったのではないか?と不安を覚える人
など・・・・・
このように人の数ほど加害恐怖の症状は異なります。
そして、体験者はご存知かと思いますが、
例えば⑴が⑶になったり、
⑶が⑹になったり、
移ろっていくものなのです。
強迫性障害を知らない人から観れば奇矯な振る舞いに思えますが、
当の本人は地獄のような苦しみを抱いています。
加害恐怖は倫理観が極端に高い人に起こる
加害恐怖は倫理観、モラル意識が極端に高い人に起きます。
加害恐怖を抱える不真面目なヤンキーなどそんな人見たこともありません。
加害恐怖を抱える人は規範意識が強く、
責任感が高い、真面目な人に多いのです。
というのは、
規範意識が強すぎるからこそ「●●してはいけない」
「この厳粛な状況下で〇〇ということを考えたら不謹慎だ!」
という思考になるからです。
加害恐怖に限らず
強迫観念は禁止すればするほど高まっていくということを覚えておいてください。
このことは前回の記事書きました。
加害恐怖の克服の方法で今すぐできるものは
過剰エネルギーを消費してしまうことです。
過剰エネルギーが思考方面へ流れるから
加害恐怖等の強迫観念に悩まされるようになるわけで、
その流れを断ち切ってしまえばいい。
詳しくは私の他のブログをお読みください。