スピリチュアル・ライフ -9ページ目

雲仙での自殺?

雲仙での自殺?


亡き人は、自分勝手に命を絶ち、それも首吊り、


喉仏も潰して首を絞めたままで、これでは苦しいだろ


う、でも、助ける方法が無い。


亡き人はこの苦しみに耐えなければいけない。


与えられた命、又、運命に逆らって自分で自分を


殺してしまった罪。


こんな亡人が最近多くなってきた、そんな亡人は、


死んでから助けてくれ、助けてくれとすがって来る、


でも、無理だ。


私達に出来る事は、安らかにとしか言えないのです、


だから、亡くなった人が自分の苦しみに耐えながら成仏


に向かって進まなくてはいけないのです。


声にならない声を聞き分けて私は、御主人に言った、


『無理をしないで無理に声を出そうとしないで、


心で話して下さい』と、すると、


しばらくして、今度は、生前の時の声が、私の心の中に


聞こえてきたのです。


御主人は、私の心の中に声をかけて来られて、


雲仙での出来事を話された、年老いた母親を一人残し、


自分一人でどうしても死ぬ事が出来なくて、いっそ、


家族一緒に死のうと思い決行したのだが、


どうしても出来なかった。


ご主人はただ、ただ、後悔ばかりの言葉で、


奥さんに謝るばかりでした。


奥さんが聞きたかった御主人の生前の思いは、


自分の心の弱さを謝るばかりで、何も聞けず、


ただ、御主人は願いとして二つ、言い残して消えて行か


れたのだった。


続く

雲仙での自殺?

雲仙での自殺?


私は、どう言って慰めれば良いか大変困った?


少し落ち着いたら、こちらに来て下さい、


良い方法を考えましょうと言って電話を切った。


それから、半月が過ぎ、奥さんが寺に来られた。


奥さんを、拝見すれば少し元気を取り戻しておられたの


で私は一先ず安心した。


暫く色々な話をした後、奥さんの願いの一つ、


亡きご主人の生前の思いを聞いて欲しいとの、


願いを叶える事にした。


私はご本尊の不動明王様の前に座り、お経を唱え、


亡き御主人の霊に呼びかけた。


暫くすると、何処からともなく声とも思えない呻き声、


地下深くに蠢く魔土竜の呻き、大きく又、小さく、


喉から絞り出したような声、


私は、その言葉に成らない声を聞いて、


背筋の凍り付く思いがした。


次回に

雲仙での自殺?

雲仙での自殺?


奥さんから電話が掛かってきた、ご主人が自宅の物置で


首をつり自殺、前日の夜、息子さんと口論・・・


何時ものように金の要求だった、今度ばかりはかなりの


金額で、御主人は随分落ち込んでおられて、


溜め息ばかりついておられたが奥さんには、一言も愚痴


を言わなかったそうで。


でも、朝起きると主人の姿は寝室になく驚いて家の回り


を捜していて御主人の亡がらを発見したそうです。


奥さんが私の所に電話を掛けて来られた時は、私が悪い


私が悪いと、泣いてばかりで、


つづく