水谷豊(69)が主演を務める
人気刑事ドラマシリーズ「相棒」
(テレビ朝日系)の、毎年恒例の
元日スペシャルが1月1日に放送
された。放送内のある描写を
めぐって、ネット上では視聴者から
疑問の声があがっており、
担当した脚本家も自らのブログで
弁明に至るまでの騒動となっている。
物語は「湊健雄」と名乗る記憶喪失
の男性をめぐって、序盤から様々な
謎が散りばめられていく。
記憶を失くしてしまった湊が、
名前以外に唯一覚えていたのは
「デイリーハピネス」といういわゆる
“駅ナカ売店”の店名だけだった。
特命係は湊の身元を特定するため、
「デイリーハピネス」の本社に調査
に行くが門前払いされてしまう…。
この「デイリーハピネス」は物語の
本筋に大きく関わってくるのだが、
放送終了後、ネット上で物議を
かもしたのは、過酷な労働環境を
強いられている「デイリーハピネス」
の非正規社員たちによる
“抗議シーン”の描写だった。
「調査のために『デイリーハピネス』の
本社に赴いた特命係を囲むようにして、
非正規社員達によるデモ隊は過酷な
労働環境を訴えはじめます。
ワンオペが当たり前の劣悪な
労働環境について、デモ隊の女性は、
『人を機械かなんかだと思って
いるんじゃないかって扱いで!』
とロボットダンスまで取り入れながら
騒ぎ立てます。
『賃金格差をなくせー!』
と大勢で叫び、激化する抗議活動に
巻き込まれ、特命係はもみくちゃに…
という、誇張も織り交ぜた分かりやすい
“デモ”の表現が放送されました。
このシーン対し、ネット上では
《ヒステリックなデモ描写しんどい》
《デモ=ヒステリックでうるさい、
と脚本家は思い込んでいるん
じゃないか?》
《デモを起こしている人たちを
コミカルに描きすぎてちょっと…》
と疑問の声があがってしまいました」
(情報誌ライター)
プチ炎上となってしまった
元日スペシャルの放送直後、
今回の脚本を担当した脚本家の
太田愛氏は自身のブログに
「脚本家の立場から申し上げて
おきたいことがございます」と、
ある弁明を書き記している。
太田氏は「右京さんと亘さんが、
デイリーハピネス本社でプラカード
を掲げた人々に取り囲まれるという
シーンは脚本では存在しません
でした」と問題のデモシーンはもともと
無かったものだと明かしたのだ。
一部の人間だけが利益を独占している
企業に対し、非正規労働者たちが、
か細いながらも声をあげよう
としているという、全く違った描写での
問題提起となるはずだったという。
当の演出について太田氏は
「非正規の店舗のおばさんたちが、
あのようにいきり立ったヒステリック
な人々として描かれるとは思っても
いませんでした」
「今、苦しい立場で闘っておられる
方々を思うと、とても申し訳なく
思います」
と自身の想いを綴った後に
謝罪の言葉を添えていた。
2時間スペシャルの中の
ワンシーンだけのことであるが、
昨今の視聴者は杉下右京ばりに
細かいことが気になってしまう。
制作側の配慮が至らなかった
ことが残念だ。
(浜野ふみ)
[Asagei Biz]
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脚本にはなかった
ということは現場の監督や
演出家の判断ということ?
だったら批判はそちらへ
ワンシーンだけだけれども
それだけ気にしている人が
多いということでは
今の自公政権になってから
労働者の年収は下がり続けている
不満はあっても
口にしないことは
美学ではない
会社に対して
正当な権利を主張することこそ
正しい在り方・・・
以上
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