兵庫県西宮市の学校法人夙川(しゅくがわ)学院が
経営悪化を理由に、運営する短期大学の教職員に退職金、
賞与、給与計約7億円を支払わず、西宮労働基準監督署から
是正勧告を受けていたことが分かった。関係者によると、
夙川学院は是正期限の8月31日までに
支払いを終えていない。
関係者によると、勧告は6月30日付。
未払いになっていたのは、今年3月に支払う予定だった
教職員32人の退職金約6億2400万円、
教職員64人の昨年12月分賞与約5000万円、
教職員64人の昨年12月~今年3月分
給与の一部約3500万円。法人側は人件費削減のため、
教職員の了解を得ないまま昨年12月から
給与の一部をカットした。
退職金の上乗せを条件に早期退職を募ったが、
その退職金も支払っていなかった。
夙川学院は、08年のリーマン・ショックをきっかけに、
先物取引などで数十億円の損失を計上し、
資金繰りが悪化している。
運営する中学、高校の同窓会名義の定期預金
約1億6000万円や、教職員互助会の積立金
約1100万円を無断で職員給与や部活の遠征費に
充てたことが発覚している。
学校経営もリーマンショックの影響を受けるとは
給料や退職金を貰えないのも大変だが
学校に通っている生徒も気が気でない
一刻も早く集中できる環境を作ってあげてほしい・・・
以上