分け合える心。
次男は何でも人に半分わけてあげる。
普通小さい子は分けたらなくなってしまうと思って、独り占めしたりする。
たった一つしかないお菓子でも分けてくれようとする。
どうやったらそんな風に出来るんだろう。
私は小さい時に、好きなものを分けてあげようと思った記憶がない。
むしろ独り占めしていたんじゃないかと思う。
この子の根底には『ある』って気持ちがある。
小さい頃の私にはあげてしまったら『ない』、なくなってしまう、という不安があったと思う。
そこが全く違う。
例え食べてなくなったとしてもまた手に入る。
そう思っているから、いくらでも人に分けられる。
そんな次男が誇らしく思える。
例えば、お金もそうだ。
ないから上げない。
ないから節約する。
彼なら無条件で、あるから大丈夫。終わり。
だからなくならない。
前者は常にない状態で四苦八苦している。
母はそういう人だった。
次男も母に似たのだろう。素敵な遺伝だな!
分け合えるっていいなぁ。
不安がないっていいなぁ。