親の愛は100人100通り。

 
沢山の親御さんに出会って来た。本当に沢山の親御さんに。
 
例えば、アトピーが酷くて肘や膝、首にはかきむしり跡と血が滲み、常に包帯を巻いている子。
 
お母さんは看護師さん。
 
持ってくるのはアクリルバリバリのキャラクター毛布。
 
何がいいたいかわかりますか?
 
私は独身でまだまだ経験より勉強で頭がいっぱいの先生だったのでなんで綿生地の肌に柔らかい物を使わないの❗️と憤りを感じていた。
 
忙しいからってコンビニのものばかり食べさせる親御さん。
 
お弁当は白ご飯を敷き詰めて、上にトマトのスライスときゅうりと茹でタマゴのスライス。食べる頃にはご飯は真っ赤に浸みていて、これを食べるのは自分は出来ないなぁ…と感じたこと。
 
それでも人の考えは、親の考えは、親の愛は100人100通り。
 
決して愛がない訳じゃない。
どんな形も愛だったりする。
 
今だからこんなことが言える。
 
私の思いは私のもの。私と子どものあり方は唯一無二。
 
誰にも操作出来ない。
唯一出来るとしたら小さな子どもに対する暴力行為かな。
 
あなたの正義を振りかざしても、決して操作は出来ない。
 
あなたが良かれと思っても相手には必要のないことかもしれない。
 
やりたければ、自分が自分の子どもにすればいい。
 
可哀想だと思うのは、上から見下ろす言葉だから私は極力使わない。
 
人間に上も下もない。
得意、不得意はある。それでいい。
 
あなたがあなたに縁して生まれてきた子どもに、自分の得意を渡してあげればいい。
苦手は他力を使えばいい。
 
こうでなければならない❗️なんてない。
 
人には人の育って来た環境がある。
人には人の思いがある。
 
親の愛は100人100通りある。
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絵本
ISBN:
9784072822111
作:
むろぞの くみ まなべ なほ
出版社:
主婦の友社
発行日:
2012年03月20日

 

 

 

 

 

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