可哀想じゃないんですよ!

 
昔ながらの前提でお母さんに「保育園なんかに入れて可哀想!」と怒る方がいらっしゃいます。
 
保育園側からの見えるものでお話しをすると決して可哀想ではない!と私は思うんです。
 
例えば、
・自立心を養う。
・自然に親しんで遊ぶ。(何もないところでも遊びが探せる。)
・沢山の友だちの中で人間関係を知る。
・友達の中で通らないことがあることを知る。
・沢山の人(子供も大人も)に接することが出来る。
・異年齢の子どもたちとも関わりが持てる。
 
あげたらきりがないほどあります。
 
例えば公園が苦手、嫌いだから行かない、行きたくなくて家の中でばかりにいたとしたら(それが悪いっていうジャッジじゃなくてね。)
 
それでも
 
おじいちゃん、おばあちゃんはそれでもまだ保育園は可哀想なところとお思いですか?
 
やりたい子どもは、3歳で逆上がりが出来たり、空中逆上がりが出来たり、5歳で跳び箱が6段飛べたり。
 
最高の自分の可能性やれば出来る!を知ることが出来ました。
 
全身泥まみれになって遊び、泥、水、などを肌で感じて五感を養いました。
 
本物のオーケストラの方の演奏を目の前で聞きました。
 
みんなで切ったり、ちぎったり、皮をむいたりして料理したものを食べました。
 
最高に恵まれた環境だとも考えてられませんか?
 
なのにあなたが一言『可哀想に!』と口にしたら、子どもたちは『僕は(私は)、可哀想なんだ!』と認識します。
 
それでいいのかしら?
 
実際に見てください。
 
お疑いなら、是非ご自身の目で確かめに行くのが一番です。ただし、子どもたちの集中を欠かないくらいでね。そっと覗いてくださいね。
もしくは参観していい期間があるでしょうからその時に!
 
それより何より、お子さんの話しに耳を傾けてみてください。
 
そこには冒険心や探検心、友だちの名前、今日食べた給食、数えきれないワクワクがあふれていると思います。
 
何度でもいいます、保育園は可哀想なところじゃありません。
そして、毎日そんな子どもたちに真摯に向き合っているお母さんを責めたりしないでくださいね。
{2964E057-DDC0-4F7C-8E22-4A9ABB897B2B:01}

絵本
ISBN:
9784418125029
文:
オスカー・ブルニフィエ
イラスト:
ジャック・デプレ
訳:
藤田 尊潮
出版社:
世界文化社
発行日:
2012年08月20日