• 21/9/18 武藤厩舎
  • 18日の中山競馬ではまずまずのスタートを切り先団に付ける。勝負どころあたりから少しずつ勢いをつけていき、直線外から差を詰めてきたが2着まで。「雨による馬場の悪化をまず最初に心配していたのですが、返し馬を見ているとノメらずに走れていたので、これなら対応してくれるかなと見ていました。実際のレースでもリズムは良く、あのスローペースのなかでも引っ掛かることはありませんでしたからセンスがありますね。稽古の感触通り最後も弾けてくれただけに、スムーズに行かなかったことが悔やまれます。あのスローペースなので大外をぶん回すのもどうかと思いますが、間に入ってしまい、外から蓋をされるような形になりましたから切り替えなければいけなくなったのは痛かったです。いちばんいい結果を出すことができず大変申し訳ありませんが、結果を抜きにすれば評価できる内容です。それに良馬場でこそではないかとも思っているので、次走以降、何とかいい結果を出していけるようにしたいです。ダメージが少ない競馬だったかなとは思いますが、気持ちが先行しがちなところがあるだけに今後のことについては慎重に判断していきます」(武藤師)稽古では気の良さを見せており、動ける分体が仕上がりすぎる傾向にあったので慎重な調整で仕上げられました。悪くない状態で臨めたように思えましたし、いざスタートを切ってもスローペースのなかで上手に折り合い、いい形で進められていました。直線で外に進路を切り替えなければいけなくなったのが痛く、最後によく追い込んできているものの2着までという悔しい敗戦となってしまいましたが、内容は上々でこの後も楽しみになる走りだったと思います。あとは使ってから気持ちの変化がどうかということがポイントになってきますし、そのあたりのことを慎重に捉えて今後について検討していきます。

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道中は周りに馬を置き、我慢も利いて進めていましたが、直線に入っての一瞬の判断が遅かったなぁ。

まあ、そこがトップジョッキーとの差だから仕方ないですね。

ただ、能力の片鱗は十分に見えたので、デビュー戦としては良かったと思います。

新馬戦は走ってみるまで分からないですから、色々な意味でホッとしました。

まずは早く勝ち上がってもらいたいですね。