この時期私の英語教室でも中学生のレッスンで、キング牧師のスピーチのテープを聴きます。私の住んでいる地域の公立中学校の英語の教科書は“TOTAL ENGLISH”ですが、中3のLesson5にアメリカの盲目の歌手Stevie Wonderの伝記が出てきます。
 学校での授業でLesson5が終わった後にタイミングよくMartin Luther King,Jr's birthday(1月15日)が来ます。
 中学3年生には全文を、1、2年生には抜粋して英文をプリントして渡してあるので、みんな目で追いながらテープを聴きます。このテープはずっと前に何かのテキストの付録についてきたCDから抜粋してテープに落としたものです。何年も使っているのでそろそろ新しいCDを買おうと思いながら今日に至っていますが…。
 スティーヴィーがキング牧師の誕生日を祝う歌を作り、国民の祝日にすることに力を注いだことは、この教科書にもあってよく知られていることですが、このスピーチは何回聞いても感動します。
 生徒によっては全文を理解することはなかなか難しいようですが、繰り返し聞くことによって少しでも理解し、暗誦できるようになったらいいなぁと思っています。そして大人になって本当の意味を理解して欲しいと願っています。

“I still have a dream,even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.…”

 彼の演説から40数年経った今こんな時代に、こんな時代だからこそ、彼の演説がとても重く、深く心に響くのだろうと思います。彼が本当に望んだ世界が来るようにと願いながら今年もまた生徒と一緒にスピーチのテープを聴いています。★