昨日の集中豪雨から一夜明け、虫の知らせか今朝はまだ暗いうちから罠の見廻りに出かけた。
全く気配のなっかった檻を一発目に確かめに・・・
やっぱり
背中に斑点の残るバンビちゃん2頭
この春に産まれて3か月程だろうか、潤んだ瞳が健気で可愛い
左手の斜面中腹に6頭のメスの群れがピーピーと鳴いている。
きっと母親や兄弟達が心配でずっと近くに居たのだろう。
人間なら檻を開けて助けてやれるのだが、鹿には無理だ。
仕掛けたのは自分だが、キュンとした。
農林業に携わり、食害に困っている地主さんに頼まれて設置している。
地主さんにとっては、たとえバンビであれ数を減らして欲しいのは間違いない。
でも
逃がしちゃった
怪我もしてなかったし・・・
朝早かった為、誰にも見られてない
暴れた痕跡でバレてしまうだろうが・・・
バンビちゃんよ
せっかく生まれてきたのに3か月では早すぎる。
もう少し母親に甘えて、兄弟達と遊び戯れておいで
人間には食べる物は十分にあるから・・・
地主さんにも上手に言っておくから
人間が壊した生態系、無駄に奪われなければいけない命。
もう一度、掘り下げて考えてしまいそうだ。