
「アヒルと鴨のコインロッカー」をば、観ました。やっとこさ。
伊坂幸太郎原作の映画です。
この方の小説を読むきっかけになったのが、コレ↑。
(おそらく、9割がた読んでる)
でも、観たのは今って・・・変な話だけど。
椎名役に濱田岳、河崎役に瑛太、琴美役に関めぐみ、
その他、大塚寧々や松田龍平などが出演してます。
ストーリーは割愛しますけど、
割と原作に忠実に映像化されていると思いました。
「伊坂節」とも言える、キザっちい台詞に慣れるまでが
アレでもあるんですが、瑛太くんそのものが持つ雰囲気
(うまくいえないけど、地上から1センチ浮いた感じというか、
体温低めな風情というか・・・)と合ってた気がしました。
それから、濱田岳さん。
最近ちょこちょこ見かけますが(一体、いくつなんだい?)、
普通じゃない普通感・・・いいですね。好きな俳優さんです。
この二人の佇まいに救われた作品・・かも。
でっかい展開はないけど、小さく細かな描写、
心を打つ名台詞はないけど、ひねりのきいた台詞まわし、
※比喩(諷喩)と言うのか「アヒルと鴨」に本質を潜ませるソレ
そういう小さなポイントを拾い上げて楽しむのが好きな人には、
おもしろい作品じゃないでしょうか。
※ダンナなどと観た日にゃぁ・・・全否定でしょう。おそらく。
そういや「重力ピエロ」ももうすぐ公開ですね。
加瀬亮・・・伊坂さんの男性像(小説でも、映画でも)は、
私の好みをど真ん中で射抜いてくれるのです。
そういう意味で、相性がよいのですよ。