のりくら

おはよう。
・・・2時間後、起床。早いよ。
時刻は深夜3時でございます。ねむーーー。

「これは、ぜひ見ておいたほうがいい!」と主催者の兄貴に促され、「乗鞍岳ご来光見学」に参加することに。

正月の初日の出すらまともに見たことのない私・・・。しかし、不参加など許されるわけもなく、4時のバスに乗り込み・・・45分。「ハイ、降りてくださ~い」と運転手のかる~いかけ声で寝ぼけつつ降車するやいなや・・・

グゥオ==================ッ!!!!

嵐に巻き込まれたかの強風。
そして何より寒い!を通り越して極寒!
「厚い上着着てこいよ」と言われていましたが、「そりゃ、大袈裟やろ~」と思っていたんですよ。だって、連日この暑さだよ。連日35度だよ。

ダウン一枚じゃたりない・・・知っている人は防寒仕様。しかし、中には「ちょっと上着引っ掛けてきました」的なカップルなんかもいたりします。「ああ、小さな油断で人は凍死するんだろうな」と命の終わりを感じつつ、寒さ凌ぎに体操したり、ビリーやったりで、日の出を待つこと1時間・・・。

眼下には、見たこともないような雲海。
シルバーフォックスの毛並みのように、フワッモコッとした雲の絨毯が視界全体に広がります(水平線でもないよね?地平線でもないよね?なんと言うのかな?)。

蒼い空が徐々に白み、一本、二本と光矢が空を貫く様は、単なる美しさだけではなく、神々しさを感じました。生命の源である太陽の偉大さ、神聖さ、押し迫って来るようなパワーを体全体に浴びていると、不思議なことに寒さも感じません。

本当に、見ておいてよかったと思えた風景。
いや風景を越えた「経験」だったと思います。
「人生の宝物」ですね。

くも

ひので

みてる